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14才の母 最終回【感想】

14才の母 最終回【感想】:映画・ドラマ

日本テレビの14才の母の最終回を録画していたものを、少し遅くなりましたが、年が明けてから観ました。
衝撃的なラストというほどのことはなかったのですが、果たして現実的に最善の道を選んだのかどうかという点では、多少の疑問が残ります。
もし、自分が関係者の一員だったと仮定して、未希と智志はどういう選択をすべきだったのか、考えてみました。

まず、未希の「産む」という決断は、もし自分が関係者だったら、反対すると思います。
賛成する人は、極めて少数派だと思います。
とは言え、本人が「産みたい」という強い意志を持っている以上、どうすることもできないのですが。

ドラマでは、未希は「そらを保育園に預けられるようになったら自分も働く」という決断をしました。
学校のほうは、通っていた私立は中2で退学し、残りの期間は公立に通うことにしたようです。
これは、自分自身が親としての自覚と責任感を優先した決心なのでしょうけど、未希の親としては複雑だと思います。
未希の両親の希望としては、やはり学校にはきちんと行って欲しいと思うでしょうし、そのための支援はしてあげたいと思うものだと思います。
しかも、未希の母親は専業主婦(パートタイマーという設定でしたが、途中でやめたのでしょう)で、未希が学校に行っている間、赤ん坊の面倒を見ることは出来るでしょう。未希の父親は定職を持っているようですし、追加で1人養うのが経済的に難しいとは思えません。
ですので、未希はそのまま聖鈴女学院にいさせてもらって卒業し、高校くらいまでは進学し、その間は両親に支援してもらうという選択がもっとも現実的だと思うのです。
学校が終わったらまっすぐ帰宅して子供の世話をすれば、十分母親としての役目は果たせるでしょう。
もし、本当にシングルマザーとして子供を養っていくのであれば、やはり短大か専門学校くらいは出ていたほうが良いでしょう。
短大を卒業して就職した時、子供はちょうど小学校に上がる年齢です。
その時に独立して家庭を持つという選択が、あの一ノ瀬家では最適だったと思うのです。
そういった、家族の支援のもとで「学業と母親の両立」という結末にならなかったのが残念です。

智志のほうは、高校進学をあきらめ、運送業者で働くようになりました。正社員なのか、アルバイトなのかは不明です。
これは、家庭の事情もあったのでしょうけど、本当に父親になりたいと思うのであれば、これも最善の選択ではなかったでしょう。
「普通の人と順番が違っただけだ」と言っていましたが、世の中、順番というのは重要です。
子を持つというのが始めに来てしまいましたが、だからと言って、学ぶのを一番最後にするのはやはり良くないと思います。
昼間働きながら定時制に通うとか、新聞配達をしながら普通高校に通うとか、高校に通うという選択肢はあったはずです。
努力すれば、大学にも行けたでしょう。
でも、高校進学をあきらめて中卒で完全な労働者になってしまったら、それから学業の世界に戻るのはますます難しくなって行きます。
子供が年を重ねれば、掛かるお金もどんどん増えて行き、親が学業の世界に戻るのは非現実的です。
今の時代、一生、中卒のままでは、自分で事業を起こさない限り、生涯賃金は相当に低いです。
やはり、智志のほうも、何らかの形で高校・大学に進学するのが、子供のためにも良かったと思います。

ドラマでは、「父親と母親として、働いて子供を養って行く(結婚できる年齢になったらすぐに結婚する)」という選択をしましたが、見方を変えてみれば「学業よりも子供が大事」になってしまっています。
「学業も子供も大事」というスタンスで進路を決めなかった点が、ちょっと残念な結末でした。

それに、最終回で特に目に付いたのが、近所の人達の冷たさですね。
確かに、中学2年生が子供を産むというのは、極めて珍しいことでしょう。だからと言って、暗に「出て行け」と言うでしょうか。私はてっきり「大変でしょうけど、何かあったらお手伝いしますよ」とか、そういった展開になるものと思っていました。
未希は、近所に迷惑を掛けているわけではありません。
ドラマで、あのように「異質なものは排除されるべし」的な光景を流しては、それが普通なんだという風潮をメディアがメッセージとして伝えているようなものです。
話題作であっただけに、脚本家は、そうした社会的影響を考慮すべきでしょう。
そうしなければ、話題作はただの問題作になってしまいます。
脚本としてはイマイチと評価せざるを得ません。

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この一覧は、次のエントリーを参照しています: 14才の母 最終回【感想】:

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『涙の最終回スペシャル…命ってなに?』 [詳しくはこちら]

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