氷菓 第五話「歴史ある古典部の真実」【感想】
氷菓 第五話「歴史ある古典部の真実」【感想】:氷菓
第五話で、千反田の抱えていた謎が解決されました。意外に早かったなという気もします。
また、氷菓の語源も明らかになりました。
あのだじゃれは、奉太郎の解説を聞くまで、流石に分かりませんでした。やはり、「不毛」を「二毛作」と結びつけられるようでないと、閃かない気がします。
氷菓第二号の序文を書いた郡山なる人物を糸口にするのは何となく想像していたのですが、まさか校内にいるとは驚きでした。
確かに、養子という名前は珍しいですが、司書の先生だと、奉太郎はよく気が付いたものです。
そう言えば、ネームプレートをしっかり描いたシーンがあった気もします。また、古典部の文集を「見掛けたら覚えている」と言ったあたり、今思えば、文集のことを知っている、すなわち古典部の関係者と推測できる要素はありました。
ストーリーがよく練られているなと感心しました。
今回の奉太郎は、千反田のことを、好奇心の猛獣とか、好奇心の亡者とか、奉太郎にしては珍しく毒のある言い方をしていました。
全体的にイラついていたように思えます。
奉太郎らしくない、熱の入れ方に、奉太郎自身が戸惑っていたのかも知れませんね。
司書の糸魚川先生に話を聞くことで、関谷純の当時の境遇も明らかになりました。
犠牲とは、いけにえとも読むのですね。
関谷は、たまたま担がれて、そして代表して責任を取らされて、神山高校を退学させられたのでした。
退学させられることになって、何故、他の生徒から抗議が無かったのかも、合点が行きました。
ある意味、不憫な高校生活です。
奉太郎は、姉からの電話で、関谷が進んで犠牲になったわけではないかも知れないと思った時から、氷菓の意味を推測できていたのでしょう。
氷菓、アイスクリーム、I scream、千反田が泣いた理由も、叔父が千反田をあやさなかった理由も、これで全て繋がりました。
そして、奉太郎がイラついていたのは、45年もの間、誰にも氷菓の意味を理解されずにいたことへの、関谷の代わりとしての苛立ちだったのではないかと思いました。
それにしても、いつもタイムリー過ぎる奉太郎の姉からのエアメールと電話がとても気になります。
次回は、これまでとサブタイトルのスタイルが異なっているのですね。
これまでとは別の謎解きになると思うのですが。今後の展開が楽しみです。
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