米eBay、トラブル解決支援システムに関する特許を出願中とのことです。
ネットオークションを開催する側も、いろいろな工夫を考えているようですね。


特許の英文全文に目を通す気力はないのですが、上記の記事によると、

このシステムでは、基本的に問題を最初に訴えた人と訴えられた人の間で関係する「要素」がシステムに登録される。システムに登録される「要素」には過去に受けた被害、将来受けるかもしれない被害、解決策に盛り込まれる将来のインセンティブ、関係者に要求したい処罰内容、さらには要求、申し出などの項目が含まれる。このようにして登録されたさまざまな要素に基づいて、システムは双方の間で繰り返し評価とコストのやりとりを行ない、最終的な解決に導くとしている。

とのことで、第三者的な解決法を示してくれるようですね。
うまく機能すれば、評価のコメント欄での言い争いに発展しなくなるだけでなく、当事者間のメールでのいざこざも減るかも知れません。

でも、本当にそんなにうまく機能するのかな、と疑問は残ります。
ネットオークションは、結局は個人取引の場を提供しているに過ぎません。オークション終了後(落札後)はあくまで個人取引ですから、当事者同士の価値観が異なれば、いざこざが起こる可能性があるわけです。
通常は、お互いにある程度は許容する心を持ち紳士的に振る舞い、いざこざが起きないようになっているのでしょう。
もし、何か、いずれかの当事者の価値観で許せないことが発生すれば、いざこざに発展するわけです。
そこで、「トラブル解決支援システムがこう言っているから」ということで、お互いに丸く収まるとは、あまり思えません。
逆に「トラブル解決支援システム」がおかしいんだ、ということで、ネットオークションの場の提供者までいざこざに巻き込まれるのではないかと危惧しています。

まあ、まだ出願されただけであり、この通りの機能がネットオークション利用者に提供されることになったわけではないのですが。

いずれにせよ、当分の間、ネットオークションは、そのリスクを理解した上で参加しなければならないものだと思います。