堀江メール騒動への野党の対応

asahi.com: 共産「前原代表に責任」、社民「責任ない」 対応割れる - 政治という記事が出ていました。

 民主党の「送金メール」問題をめぐる前原代表の責任や永田寿康衆院議員の懲罰委員会への付託について、同じ野党ながら共産、社民両党の幹部は1日、異なる見解を示した。
私は、共産党の見解を強く支持します。
社民党も、民主党と同じように、考え方が甘い党なんですね。

 共産党の市田忠義書記局長は国会内で記者団に対し、メールに信頼性がないことを「最初から謙虚に認めるべきだった」と指摘した。特に前原氏自身が党首討論で確証があると言ったことに「党首としての責任は重いものがある」と批判。さらに「野党は不確かな情報で指摘してもかまわないという人がいるが、それは間違いだ」と強調し、永田氏の懲罰委への付託は「妥当だ」と述べた。
まったく、その通りだと思います。
前原党首は、国会の場で、報道陣の前で、何度も「確証がある」と発言して来ました。
それが、今は「メールは本物ではない」と認めざるを得ない状況に陥っています。
民主党は、こんなことで国会を空転させるのが、国会における野党の仕事だと考えているのでしょうか。
永田議員のみならず、前原党首にも重大な責任があることとは明白でしょう。
共産党は、そうした常識を持ち合わせた政党のようです。
 一方、社民党の福島党首は記者会見で、「百%確実でないと質問できなければ、野党の質問が非常に弱くなる」と指摘し、「国会質問のフォローが不十分で代表の即責任になるとは思わない」と前原氏をかばった。永田氏についても「懲罰すべきでない」と語った。
確かに、100%でなくても良いと思います。
が、今回のメールは、普通のITエンジニアが見ても、信憑性を裏付ける情報は十分に含まれていませんでした。
私の目から見ても「ヘッダ情報の量からして、ガセネタっぽいな」と感じられました。
また、永田議員自身、当の「ライブドア関係者」とは一度も接触していないと言います。
そもそも、「ライブドア関係者」の存在さえ、かなり怪しいというのが現状でしょう。
そんな不確かな状態で、国会で質問することは厳に慎まなければならないと思います。

社民党は、同じ野党として民主党を手助けしたいところなのでしょうけど、今回のケースについては、民主党の肩を持つべきではないです。
まあ、党首がこんなやわな意見を表明しているから、社民党の議席数は選挙の度にがた落ちになっているんでしょうね。
次回の選挙で、民主党と社民党の議席数が大幅減になるのは間違いなさそうです。