村上ファンドの村上氏、インサイダー疑惑認める

村上氏が会見、インサイダー取引疑惑認めるという記事が出ていました。
ある種の潔さが感じられましたね。

 「村上ファンド」を率いる村上世彰氏は5日午前、東京証券取引所で記者会見し、ニッポン放送株のインサイダー取引疑惑について、2004年11月8日、ライブドアからニッポン放送株の公開買い付けをしたいとの話を持ちかけられたことを認め、東京地検に対し、証券取引法違反容疑を認めたことを明らかにした。

 村上氏は会見の冒頭、「みなさまに多大な迷惑をかけたことをおわびしたい」と謝罪した。

ライブドアの堀江氏のように否認を続けるのかと思っていただけに、少々拍子抜けしてしまいました。
堀江氏と違って法律には詳しく、しかも朝のテレビ番組ではかつての同級生から「論理的な考え方をする人」と評されていた村上氏だけに、東京地検からつきつけられた証拠に、降参せざるを得なかったのでしょう。
ヒルズ族ということで、ホリエモンも村上氏も似たような人達なのかなと思っていましたが、このあたりは、ホリエモンと村上氏の格の違いが現われましたね。

これで村上ファンドは実質解散することになるのでしょうね。
モノ言う株主が消えるのは少し寂しい気もしますが、村上氏の言う株主価値は結局お金でしかなかったわけで、そのためにインサイダー取引にまで手を染めていたとなれば、もはや尊敬に値する人物ではないですが。

■2006/06/07 00:32 追記
「インサイダー取引」について基本的な知識のない方からのコメント・トラックバックは承認しませんので、悪しからず。