格安引越業者を使った引越しでトラブル

今日、賃貸マンションから新築一戸建てに引越しをしたのですが、引越し作業で散々な目に遭ってしまいました。

何があったかと言いますと「もうトラックに荷物を積めなくなってしまったので、あとの荷物は自分達で運んで下さい」と、荷物の運搬を引越し業者から途中放棄されてしまったのです。

今回の引越しは、業者の営業担当者に自宅に来ていただいて、部屋の中、荷物の量を実際に見てもらい、「2トンロング車(2.5トン車)で十分運べます」と言われて、契約をしました。
そのように言われて契約をしたのですから「荷物が積み込めなかった場合」というのは、当然、まったく想定していません。
しかし、今日の朝から荷物の運び出しを始めてみたところ、途中でかなりの荷物が積めないこと判明し、作業者から「残っている荷物で、優先順位を付けてください。優先順位の高いものから積みます」と宣告されました。

そもそも、見積もり担当者の見積もりの甘さが原因だったわけです。
我が家から「2トンロング車で運んでくれ」と指定してお願いしたわけではありませんし、どこから見ても100%業者(見積り担当者)の落ち度です。
こういう場合は、当日の作業者がトラックで2往復するか、応援車を頼むかして、業者の責任で全部運ぶものではないでしょうか。
それが、引越し業者としての責務だと思います。

「あとは自分達で運んでくれ」と言われてしまい、やむを得ず県内に住んでいる親族に急遽依頼をして、自家用車に荷物を満載して3往復して、残りの荷物を運んだという次第です。
何のために引越し業者を頼んだのか、分からなくなってしまいました。
転居元と転居先が比較的近かったので、親類の力を借りて何とか午後の明け渡しまでに荷物を運び出すことが出来ましたが、もし、もっと距離のある引越しだったならば、とても手に負えず、宅配便業者などに「とにかく今すぐ集荷に来てくれ」とお願いするしかなかったでしょう。


さらに、新居での荷物の運び入れについても問題がありました。
2階へのベランダからの荷物の搬入(吊り作業)に対応できるように作業者を1人増やして3人で契約したにも関わらず、2階への運び入れを希望した衣装ケース2つは「間口が狭くて入らないので分解して自分達で2階に上げて欲しい」と言われて1階に放置されてしまいました。
実際に計ったところ、吊り作業で搬入すれば、間口の幅の問題を回避して目的の部屋に運び入れることが出来ることが分かりました。
これでは、何のために作業者を2人から3人に増やして契約したのか分かりません。


以上のような経緯があったにも関わらず、料金は見積もり通り、しっかり全額請求されました。
流石に納得できないので、クレームするつもりです。

■2006/7/17 追記
今回の件に関し、メール及び電話でのクレーム、法律事務所への相談を経て、ようやく営業担当者とその上司が当家に謝罪に訪れ、一部返金という形で決着しました。
引越し作業よりも、この一ヶ月トラブル解決のために頭を悩ませていたことのほうが、精神的にはきつかったです。
何よりも、一生に一度か二度という「新築一戸建てへの引越し」という一大イベントが、こうしたトラブルで後味の悪いものになってしまったことのほうが、残念です。

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