我が家は、一応、閑静な住宅街の中にあります。
その住宅街のど真ん中に、7階建てのマンションが建設されようとしています。
昨日、そのマンションの建設に反対する署名集めが、自治体の回覧板で回って来ました。
一応、署名はしましたが、今後どうなるかは微妙ですね。
多分、今の予定通り建設されてしまうのだろうなと思います。
建設反対の趣旨は、次の4点でした。
・景観
・日照権
・消防の消火活動
・工事に伴う道路事情の悪化
(1) 景観
うちの町内には今のところ、一番高くても4階建てのマンションしかありません。
一戸建てはほとんどが2階建てで、わずかに3階建てのがあるくらいです。
そんな中に7階建てのマンションというのは、町内の景観をがらりと変えるものです。
住んでいる人はあまり気分良く思えないでしょう。
しかし、うちの地区に隣接して、10階建ての大型マンションが既に建っていますし、京都や鎌倉のような歴史的建造物が近くにあるわけでもありません。
そう考えると、景観の観点での建設差し止めというのは難しそうです。
(2) 日照権
これは、建設予定地の半径50メートルくらい以内で、建設予定地の北側に住んでいれば、十分主張できそうです。
冬場の日当たりが悪くなる分の光熱費分くらいの迷惑料はもらえてもおかしくないと思います。
でも、結局、建設差し止めとまでは行かないのかなと思います。
そうでなければ、世の中に「南側に高層建築物がある」という状況は存在しえないことになってしまいますから。
(3) 消防の消火活動
どうやら、周辺道路の事情から、今回の建設予定地では5階以上の一部の区画は消防車での消火活動が困難らしいです。
要するに、防災上は不適切な建設物と言えます。
しかし、それで困るのはそのマンションの住人だけなんですよね。飛び火しそうな4階以下は消火活動ができますので、周辺の民家への影響は深刻ではありません。
「消火活動が困難だから」という理由で建設差し止めには至るのかどうかは、分かりません。
(4) 工事に伴う道路事情の悪化
工事期間は約10ヶ月で、工事のためのダンプカーが出入りしたり、工事車両が路駐したりすることで、近隣の道路事情が悪化する可能性があるというのが、建設反対の理由に挙げられていました。
道路事情が悪化するのは事実でしょうけど、それを言い出したら、普通の戸建の家を新築するのだって、道路事情の悪化につながります。
上記のように考えると、建設反対とは言っても、結局建設は予定通り行なわれてしまうと思います。
日照権については一部の住居が補償の対象になるでしょうけど、それ以外の問題は、工事業者との間で何らかの申し合わせが行われる程度でしょうね。
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