沈黙の陰謀【感想】

昨年末に木曜洋画劇場でやっていた「沈黙の陰謀」を録画しておいたのを観ました。
以前にも観たことがあったかも知れません。
沈黙シリーズの中では、アクションもさほどなく、ちょっと物足りませんでした。

正直なところ、前半のウェスリーの行動には疑問が残ります。
自分の娘ホリーが抵抗力を持っているならば、ホリーの血液を採取してワクチンを作れば良いと思うのですが、何故一緒に逃げる必要があったのでしょうか?
ホリーがいれば、町全体を救える可能性があるのに、まるで町を見捨てて逃げたように思えてしまいました。

後半、ウェスリーとアンは、有毒物質防衛研究所という、かつてウェスリーが勤務していたという施設に辿り着きました。
そんな施設が馬で行けるところに都合よく存在しているというのには、違和感を感じてしまいます。
しかも、問題のウィルスNAM37は、実はウェスリーが作ったんですね。

特効薬が、原住民が飲んでいた赤い花のお茶というのも、免疫学としてはどうなんでしょうか。
花をばら撒いてウィルスを死滅させることができるというオチは、イマイチでした。