いい加減に、柳沢厚労相は辞任して欲しいです。
これほど厚生労働相のトップとして不適切な政治家はいないでしょう。
柳沢伯夫厚生労働相は6日の閣議後会見で、自ら発言した「女性は産む機械」について「不適切な発言をおわびしたい」と改めて謝罪しつつ「与えられた職務を微力ながら全うしたい」と辞任する考えがないことを繰り返し強調した。今後の少子化対策については「結婚し2人以上の子どもを持ちたいという(若い人の)極めて健全な希望にフィットする政策を考えていかないといけない」と話した。
「結婚して2人以上の子供を持ちたい」という考えが、何故健全なのでしょうか。
世の中には、独身を望む人、結婚してDINKSを望む人、結婚して子供は1人で良いと思う人もいるわけです。
彼らは「健全な希望」の結果ではないと切り捨てるのでしょうか。
40年前ならいざしらず、ライフスタイルが多様化した現在、「夫婦子供2人」というのは誰もが望むような家庭像とは言い切れなくなっています。
我が家も夫婦と子1人であり、今のところ2人目は考えていません。
これについて、厚生労働相の大臣から何かを言われる筋合いはなく、極めて不快です。
もちろん、少子化は我が国にしては由々しき問題であり、政治家として出生率を上げたいことは理解できます。
しかし、そのために国や地方自治体がやるべきことを、政治は満足にやって来ませんでした。
その結果、今のような多様化したライフスタイルが発生したのです。
若者の大半は「結婚して子供を2人以上」とは、もはや考えていないのが現実です。
若者の考えが変わったことの一因は、今の格差社会が挙げられるでしょう。
私自身は格差社会に賛成も反対もしていない中立の立場ですが、今のようになったのには、政治家にも責任と原因があると言わざるを得ません。
先の「女性は子供を産む機械」発言もありましたが、柳沢氏は、問題の本質を分かっていないだけでなく、時代錯誤の価値観で行動する人物であることが、誰の目にも明らかになりました。
そもそも、子供がいない安倍首相は、自分が任命した柳沢厚労相を発言を何とも思わないのでしょうか?
そして、本当に少子化対策を真剣にやろうと思うならば、厚労相は30代か40代前半の女性こそふさわしいのではないでしょうか。
人間としても適格性を欠いた柳沢氏がトップでは、何も良くなりません。
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