MASTERキートン File6【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
File6は、人気があるのか、保有枚数が少ないのか、なかなか発送対象にならず、「ウェイト」指定をしてようやくレンタルできました。

第11話「特別なメニュー」は、イギリスの中華料理店の話で、「中国人以外に本物の中華料理は作れない」という中国人店主(頑固親父)と、「中華料理を作れるようになりたい」と切に思っている下働きのイギリス人青年の話でした。
これは、海外の日本料理店が、実は中国人や韓国人によって調理されていて、日本人には「こんなの日本の味ではない」と思われている現実と対比してみると、面白いですね。
もちろん、日本料理を世界に広めたいと思っている中国人や韓国人がいないとは言いませんけど、現実には「日本料理と言って出せば、現地の人に受けて繁盛するだろう」という考えで、ろくに日本文化や日本料理を学ぶことなく出店されているのが大部分でしょう。
そう考えると、この頑固親父の気持ちは分からなくもないです。
最終的には、イギリス人青年の気持ちと腕が認められ、ハッピーエンドになるのですが。

第12話「御婦人たちの事件」は、甥に殺害されたと思われていた女性が、実は政界に打って出ようという男性の愛人で、真犯人はその男性の奥さんだったという話でした。
殺意の理由が、自分がプレゼントされていた香水と同じ香水を、愛人の女性もプレゼントされていた、ということでした。
このあたり、キートンと同じで、男性である私には今ひとつピンと来ませんでした。
何となく分かるような気がしなくもないですが...

新エピソード「瞳の中のハイランド」は、監禁されていた贋作画家をキートンが救出するという話でしたが、思うに、キートンが重症を負うストーリーというのは、このエピソードくらいではないかと思います。
不思議なのは、右足のひざ下を骨折させられたキートンが、最後は平然と車を運転していたことですね。
まあ、左足でアクセルとブレーキを操作することは出来なくはないのでしょうけど、ちょっと違和感がありました。
ところで、冒頭の鍵を開けるテクニックというのは、イギリス特殊部隊で教えてくれるものなのでしょうか。