以前、土曜プレミアムで放映されていたのを録画しておいたのを観ました。
タイトルから、もっと難しい数学の話が出て来るのかなと思っていましたが、そうではなかったですね。
完全数というのは初めて聞いた気がしましたけど、もしかしたら私が忘れていただけかも知れません。
記憶が80分しか持たない博士は、家政婦と会った時、家政婦の息子の話が出てきた時、いつも同じように聞いて、いつも同じようなコメントをします。
それが、面白くもあり、哀しかったです。
ラストシーンからすると、語り手の、学校の先生になった家政婦の息子が社会人になるまで、博士との交流は続いていたみたいですね。
不思議なのは、直近80分しか記憶が持たないとは言え、事故の前の記憶は残っているという設定だったと思います。
ふとした瞬間に、以前の記憶とのギャップを感じるものだと思うのですが...
確か、博士にとって、昨日とは、常に事故の当日にあたるわけです。
黒板の右端に日付が書いてありましたが、それと自分の記憶とが合わないことに悩んでいる様子は一切ありませんでした。
季節感もそうですよね。
そのあたり、深く突っ込んではいけないのかも知れませんが、自分が博士の立場であれば、日々、過去の記憶とのギャップに悩まされているだろうに、と思えてなりませんでした。
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