TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ました。
ホラー映画だと思っていましたら、それ以上でした。
まずは、霧の中にいる様々な生き物。
始めに登場した、触手を持った巨大な生き物はグロテスクで怖かったです。
夜になって出て来た巨大な昆虫と、それを食べる翼を持った生き物は、人間によって退治される様が気持ち悪かったです。
その後のクモは、私は大丈夫でしたが、クモが苦手な人は見ていられなかったでしょうね。
しかし、ミストの本質は、こうした霧の中の生き物はどうでもよく、パニックに陥った時の人の行動です。
旧約聖書かぶれの女性に、徐々にシンパが集まって行く様は、日本ではちょっと想像できませんが、キリスト教圏ではよくありそうなことなのでしょうね。
ああいうのを見ると、宗教を語る人が嫌いになってしまいます。
誰もが驚いた、衝撃の結末。
車で逃げ延びた5人ですが、霧が晴れぬまま、ガソリンが底をつきます。
彼らが取った行動は、拳銃に弾が4発で、5人には1発足りないという状況で...
まさか、父親が子供に銃を向けるとは、想像できませんでした。
子供だけは救いたかった、それがスーパーマーケットの中での主人公デヴィッドの最優先事項だったはず。
得体の知れない生物に食われて死ぬよりは、1発の銃弾で一瞬で絶命したほうが良いというのも、銃社会での考え方なのかも知れませんが。
ちょっと後味の悪いエンディングでした。
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