長男のことばの教室

先週金曜日に小学校の入学式があり、入学式を含めて3日目の小学校への通学となりました。
今週いっぱいは給食はなく、学校は午前中だけで帰宅です。
うちの息子は、やや言葉に遅れがあり、火曜日の午後に「ことばの教室」に通うことにしていて、今日がその1日目でした。

実は私自身も幼稚園の年長の時と小学校1年生の時に、同様に「ことばの教室」に通っていました。
両親に聞く限り、言われたことをちゃんとやる寡黙な子供だったらしく、理解力はあったのですが、自分から話すことが非常に少なく、発音が上手ではなく、吃音、いわゆる、どもりがありました。
今でこそ割りと普通ですが、声がかすれていて聞き取りにくいとはよく言われます。

自分がそんなですので、息子が「ことばの教室」に通うことを勧められても特段の驚きはなかったです。
まあ、家内はそうではなかったでしょうけど、かつて軽度の知的障がいと診断されたことのある息子ですので、想定の範囲内だったでしょう。

今日は初回ということで、息子の状態を見るのが主だったようです。
発音に関しては、「た」と「ら」の発音が聞いていて区別しにくいというのはあったようですが、他は特に問題はなかったようです。吃音とも言われませんでした。
ただ、絵を見せられて、そこに描かれているのを言葉で表現するのは苦手だったようです。
何かがある、何かがいるというのは普通に言えるのですが、誰が何をしてどうなっているという状況の説明となると、固まってしまうそうです。
誘導尋問のように聞かれると、ポイントポイントでは答えられるのですが、そうした聞かれ方無しで自分で説明をするのが苦手のようでした。
もっとも、これまで何かを見せて説明をさせるということをしたことがなかったとも言えます。例えるならば、鉄棒をやったことも、やっているのを見せられたこともなかった状況で、「鉄棒に上がってみて」と言われた状況に近かったのかも知れません。
ただ、自分が好きな車や自動車には反応出来ていて、事故が描かれている絵は喜々として説明をしていたようなのですが。

今はもうまったくしなくなりましたが、かつてはシルバニア・ファミリーにはまっていて、一人で人形遊びをしていたので、想像力はそれなりにあると思うのですが、あくまで「自分の世界」での話で、一般的な状況説明には応用できないものなのですね。
これから、絵本などを使って、描かれている状況を自分の言葉で説明させる練習をして行こうと思います。