浜松への一泊旅行

今週の会社の夏季休暇中ずっと自宅にいるのも何だったので、一人で浜松に一泊旅行をして来ました。
こういう時、普段であればロードバイクで一泊二日で往復する計画を立てるのですが今は熱中症になるリスクが高いですし、高校2年生の息子が購入した青春18きっぷが5回分のうち1回分が余るので買い取って欲しいとのことだったので、電車を使った旅行を計画しました。
結論から言うと、公共交通機関を利用した一人旅はもうしなくても良いかなと思っています。

青春18きっぷでもグリーン券は使えるとのことで東海道線をずっと西までグリーン車で行けば良いと思っていたのですが、東海道線のグリーン車は沼津までしかないとのこと。
また、JRE POINTで引き換えたSuicaグリーン券は熱海までしか使えないとのことで、熱海までグリーン車を使って、熱海、沼津、興津で乗り換えて浜松まで行きました。
熱海まではグリーン車で二人席に一人で座り進行方向に向かって座れて快適だったのですが、熱海より先は横に長いロングシートで隣の人と密着する時間も長く、快適とは言いづらい時間を過ごしました。
景色について言うと神奈川と静岡とではそれほど違いがなく、浜松の少し手前の田園風景には癒されましたが上記の通り普通列車で牛ぎゅう詰めでしたのでそれほどでもなかったです。

湘南をお昼過ぎに出て浜松駅に着いたのが午後4時頃でした。
浜松の地に立ったのは大学2年生か3年生の時に友人の実家に泊まらせていただいた時以来でしたが、当時の記憶はかなり朧気で「変わったなぁ」と較べられるほどではなく「浜松はなかなかの地方都市なのだなぁ」という印象でした。

ホテルは浜松駅から歩いて10分ほどの東横INN浜松駅北口を予約していました。
これまでにちょうど10回宿泊していて、今回は宿泊料無料で泊まることが出来ました。
部屋は最上階の1409号室でしたが、見えるのは近隣のビルやホテルばかりで、景色を楽しむということは出来なかったです。
また、1階の受付はほどよく冷房が効いていましたが、エレベーターは身震いするほど冷房がきつく、エレベーターを降りた14階の通路はエアコンが入っておらず30度以上の高温・多湿で、一気に汗が出る状態で、閉口しました。

夕食は「うなぎ徳」に行こうと決めていてホテルでWeb検索をして調べたところ「うなぎ徳 浜松遠鉄店」よりも「うなぎ徳 浜松店」のほうが価格がリーズナブルだったので、iPhoneのマップアプリで浜松店のほうを設定して歩いて10分ほどと出たので、ナビに従って向かいました。
これが失敗でした。
到着地点付近を探してまわっても「うなぎ徳」がまったく見当たりません。
もしやと思ってGoogle Mapsで「うなぎ徳 浜松店」を調べたところ、そこから3kmほど離れたところを案内されました。
iPhoneのマップアプリに移転情報が反映されていなかったのか、昔あった誤登録の修正がなされずそのままになっていたのか、どちらかなのでしょう。いずれにせよ、iPhoneのマップアプリを使う気が無くなりました。
その場で食べログアプリで検索し直して、歩いて10分ほどで行ける「ひつまぶし 長楽 浜松店」に行くことにしました。

「ひつまぶし 長楽 浜松店」に着いたのが午後5時15分頃だったと思うのですが、木曜日の夕方ということもあって人はそれほど入っておらず、入り口近くのテーブル席に家族客4人、カウンター席に女性客一人で、私はカウンター席に案内されました。
メニューを見てちょっとだけ悩みましたが、せっかく遠くまで来て一番安いものを頼むのも何でしたので、ひつまぶしの長と、瓶ビールを1本注文しました。
BGMは琴で日本料理店の雰囲気があって良かったです。
カウンター席からは鰻を調理している様子が見えましたが、あまりジロジロ見るのも失礼かなと思い、スマホをいじりながら、時々覗く程度にとどめました。
10分ほどで運ばれて来て、焼き立ての鰻を堪能させていただきました。
若干薄味かなという印象はありましたが、鰻の味を楽しめました。
ビールか日本酒を追加注文することも考えたのですが、せっかくの食感の記憶が薄れてしまうのはもったいないので、お店で飲むのは瓶ビール1本だけにとどめました。

ホテルへの帰り道でコンビニに寄っておつまみと缶ビールを買って、ホテルの部屋に戻ってからシャワーを浴びて、その後、晩酌をしました。
普段ならそのまま爆睡するのですが、冷蔵庫か何かの振動音がずっとしていて気になってしまい、あまりよく寝付けませんでした。他の東横INNではこうしたことは無かったです。
また、14階の部屋にも関わらず浜松駅周辺を走っていると思われる暴走族の音が気になってしまいました。防音がしっかりしていなかったのか、あるいは外では耳を塞がなければならないほどの爆音だったのか、いずれにせよ安眠するには程遠い環境でした。

翌朝のホテルのロビーでの6時半からの朝食、バイキングの設置が良くなかったです。動線が何も考えられておらず、提供者視点の配置でした。
トレーを取る場所のすぐ次にご飯をよそう場所があってそのすぐ先におかずを取る場所がありました。
ご飯茶碗とトレーを同時に持っておかずを取るのは難しいので、ご飯を取るのは諦めて、トレーにおにぎりを載せることにしました。もちろん、後からご飯だけをよそいに来ることは不可能ではないのですが、おかずを取るのに並んでいる人の間に割り込むのは気が引けますし、ご飯をよそうためだけにトレーを取る手前から並び直すのは待ち時間がもったいなかったです。
また、お味噌汁をよそう場所に普通に立つと、おかずを取る人とぶつかってしまうレイアウトで、お味噌汁をつけるのにも気を遣いました。
ロビーが狭かったので、他の東横INNで常備されている、部屋に持って帰って食べるための容器を探しましたがそれもありませんでした。静岡県は新型コロナウイルスの感染が再拡大しているのに、信じられなかったです。
そんなわけで、ロビーに着いたのが6時半で、そそくさと食事を済ませて、6時45分にはロビーを後にしました。

部屋に戻って帰り支度をして、7時半頃にチェックアウト。
帰りは、新幹線でも良かったのですが、運賃がちょっと高いので、浜松駅を朝8時に出る高速バスを前夜に予約して、浜松駅から東名江田まで高速バスを使いました。
これも、失敗でした。
バス自体は良かったのですが、すぐ隣の若い男女が普通の声量でずっと喋り続けていて五月蠅くて、仮眠を取ったり、本を読んだりすることが出来る状況ではなかったです。
仕方がなく、両耳にイヤホンを指して音量を大きめにして動画を見て過ごしました。
他人の迷惑になっているという認識がないのでしょうね。困ったものです。

東名江田バス停から歩いてあざみ野駅に行って、中央林間駅の近くで昼食としてラーメンを食べて、上記のストレスもあったので昼間から瓶ビールも1本頼んで、帰宅しました。

気分転換にはなりましたが、ストレスが溜まった一泊二日になってしまいました。
今後は、公共交通機関ではなくロードバイクを使うか、公共交通機関の場合は個室のある電車または高速バスを使う形で計画しようと思います。