地球温暖化に関するセミナーを受講

午後から有給休暇を取得して、日経BP主催の地球温暖化に関するセミナーを聴講して来ました。
業務直結ではないのですが、何かのヒントになるかも知れないという思いと、たまには違った話を聞いて発想を変えるきっかけになったらと思っています。
印象的だった話をいくつか。

まず、地球温暖化が進んでいるのは気温の統計を見れば明らかで、世界共通の長期目標として「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保つとともに、1.5度に抑える努力を追求すること」で動いていますが、直近1年の平均で見ると既に+1.6度になっているそうで、かなり危機的な状況だそうです。
気温が高い年や低い年があるために、この1年だけ見るのはあまり意味がないというコメントはありましたが、肌感覚としても、毎年のように「去年よりも暑い」という印象を受けているので、数年内には既に長期目標は達成困難と言われるのではないかと思っています。

次に、地球温暖化は、水資源に影響するとのこと。
これまで雨が降っていた地域が干ばつに襲われたり、砂漠化している地域に大雨が降ったりと、水資源の配分が変わります。
鉱物資源に関して言うと、精製に水資源を多く利用し、鉱山を作るのに10年以上掛かるとも言われているので、雨の傾向が変わってしまうと鉱山の運営に支障を来すとのことでした。

最後に、石器時代が終わったのは石器が無くなったからではなかったように、今のような石油に依存した状況も、石油が枯渇しなくても再生エネルギーなどに転換することが出来るのではないかというい提言がありました。
直感的にはかなり実現が困難そうに思えるのですが、実現しないと子孫の生活に影響しそうですし、出来ることをしたいと思っています。