TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
予約リストの1位にしていたのですが、人気が高いためになかなか発送対象にならず、ウェイト設定をしてから数日して、ようやくレンタルすることが出来ました。
Zガンダムのテレビ放映版と今回の劇場版のⅠとⅡは、いずれもDVDレンタルで観たことがあったのですが、観たのが半年以上前のことなので、始めはキャラクターを思い出せないこともあり難儀しました。
テレビ放映版の映像が半分、今回の映画化で新規に作成した映像が半分くらいといったところでしょうか。
新訳とは言っても、大筋はテレビ放映された原作と変わっていなかったと思います。
面白かったのは、ヘンケン艦長がすっかりエマ中尉の尻に敷かれていたことですね。
テレビ放映版ではヘンケン艦長の片思いという設定だったと思うのですが、劇場版ではエマ中尉のほうもまんざらではなく、ケーキを食べているシーンの会話は笑えました。
あと、テレビ放映版でどうだったかは覚えていないのですが、みんな義理堅いところがありましたね。
ガンダムという作品は、モビルスーツの強さが戦局を大いに左右するのですが、相手のモビルスーツを破壊できる状態にありながら、「相手が味方を見逃してくれたから、今回は自分も敵機を見逃す」というパターンが目に付きました。
スポーツの世界ならフェアプレイと言うのでしょうけど、戦争ではどうなのだろうと思わなくもなかったです。
テレビ放映版と同じだったのは、ヘンケン艦長がエマ機を守りながら死んで行くシーンと、エマ中尉がカミーユに看取られて亡くなるシーンですね。
ヘンケン艦長の行為は、艦長としては不適切なのですが、ヘンケン艦長のエマ中尉への想いを知っているクルーは、皆ヘンケン艦長と同じ気持ちで動き、戦死しました。
こうしたところが、ガンダムが単なる戦争アニメでない所以かなと思える理由なのかも知れません。
エマ中尉が亡くなるシーンと合わせて、涙ものです。
最後に、テレビ放映版と大きく違ったのは、シロッコを倒したカミーユが発狂することなく、ファと抱き合うシーンですね。
ファーストガンダムでアムロがみんなの所に戻って行ったように、Zガンダムではカミーユがたくさんの女性に恋心を抱きながら、最後は幼馴染のファのところに戻って行くというのが、ハッピーエンドで良かったです。
ファって、カミーユに対して本当に一途なんですよね。カミーユも、最後はそれに応えた形になりました。
ファーストガンダムのフラウ・ボウは、結局アムロではなくハヤト・コバヤシを選んだのですが、Zガンダムのカミーユとファは仲良くやって行けるのでしょう。
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