ガンダムSEED DESTINY Phase-31 明けない夜【感想】

SEED DESTINY第31話についての感想です。
前回のガンダムSEED DESTINY Phase-30 刹那の夢【感想】に引き続いて、アニメ誌はほとんど読んでいないので、あくまで放映を見ての感想です。

シンが勝手に行なった、ステラを地球軍に返すという行動への対処は、タリアにしても難しいところですよね。
シンは、ミネルバのエースパイロットとして不可欠な戦力なわけで、それを営巣入りにして司令部の判断待ちにせざるを得ないのですから。
それに、シンの「これでは地球軍と同じではないか」という言葉も、的を射ているだけに、タリアには辛いところでしょう。
まあ、銃殺刑は逃れられたとしても、パイロットから一般兵に降格とか、それなりの処分は覚悟しなければならないでしょうね。普通は。

しかし、それを、「捕虜が逃亡して死亡した」ことにして不問にするとは、司令部(議長)もかなり無茶な判断をしたものです。
これによって、シンは「司令部にも自分を理解してくれる人がいる(自分は間違っていなかったんだ)」と、さらに増長して、アスランにも悪態をついてしまいます。
これでは、ミネルバのクルーもやりきれないでしょうね。
ミネルバ内に不和は生じないのでしょうか...
クルーへの暴行もあったわけですし、せめて艦長権限で、何らかの罰を与えるべきだと思うのですが。

この騒動が、アスランがミネルバ(ザフト軍)を離れるきっかけになったのではないかと言う気はしますが。

結局、ネロは前週でのシンとの約束を守りませんでしたね。
当たり前と言えば当たり前で、エクステンデントである以上、戦いの場に出ないで済むはずがないのですが。
そういう意味では、アスランが営巣でシンに言った「ステラはまた戦場に戻るかも知れない」ことはまさに正しかったわけです。
このあたり、シンがステラがまた戦場に戻されたことを、いつどのようにして知ることになるのか、興味深いです。

しかし、デストロイは、名前の通り、すごい破壊力ですね。
既にモビルスーツの域を超えているような。
疑問なのは、なぜ一般人が普通にいるような都市を破壊したのかと言うこと。
ザフト軍の基地を攻撃するのなら「作戦」として理解できなくもないのですが。
単に、力を見せ付けたかっただけなのでしょうか。
どうも、ジブリールの考え方は分からないです。

次回は、キラのフリーダムがデストロイと戦うようですが、果たしてどのような戦い方をするのか、さらにザフト軍がアークエンジェルとフリーダムを敵として見て三つ巴になるのか、あるいは味方として見るのか、そのあたりの戦局も楽しみです。