ガンダムSEED DESTINY Phase-43 反撃の声【感想】

SEED DESTINY第43話についての感想です。
前回のガンダムSEED DESTINY Phase-42 自由と正義と【感想】に引き続いて、あくまで放映を見ての感想です。(アニメ誌はほとんど読んでいないので。)
今回の見所は、アスランの種割れと、ラクスの表舞台への復帰でした。

インフィニットジャスティス(実際には、単に「ジャスティス」としか呼ばれていませんでしたが)に乗ったアスラン、アークエンジェルから出撃してすぐにキラの窮地を救います。
前回はキラのフリーダムがカガリのアカツキを救い、今回はアスランのジャスティスがキラのフリーダムを救いました。(ちょっと、似たような展開が多過ぎるのではないかとも思いますが...)
アスランはSEED DESTINYで(多分)初の種割れ、シンのデスティニーを圧倒します。
やっと、前作でのアスランの強さが戻って来たなという感じです。
しかし、ザフト軍を撤退させたらコックピットで意識を失ってしまい、キラのフリーダムに連れられてアークエンジェルに戻ってみたら、傷口が開いて体中血だらけでした。
アスランには、早く全快して欲しいものです。
でも、全快してしまうと、メイリンがアスランを看病することができなくなってしまい、メイリン(最近、好感度上昇中)のアークエンジェルでの立場がなくなりちょっと可愛そうな気もします。
それにしても、ジャスティスが発進しようとした際、マードックがアスランのことを「ザフトの坊主」と呼んでいたのには、笑ってしまいました。前作で、マードックはアスランと面識がなかったわけではないでしょうに...
まあ、アスランはアークエンジェルではなくエターナルにいることが多かったので、そんなものでしょうか。

ロゴスの筆頭であるジブリールは、結局シャトルで宇宙に逃亡してしまいました。
マスドライバーKAGUYAの閉鎖は、意味がなかったですね。
ルナマリアのインパルスでは、追い付くことも、狙撃することもできなかったようです。
以前、ラクスとバルトフェルドがシャトルを奪って宇宙に上がった時、キラのフリーダムは軽く後から追い付いていましたが、やはり、加速性能の違いでしょうか。
今回も、フリーダムならばシャトルに追い付いて撃墜or捕獲することも出来ただろうに、と思ってしまいます。
そう考えると、そもそもオーブとザフトの戦闘自体が無意味になってしまうのですが。

それと、ネオにはムウとしての記憶が復活して来ているようですね。
アークエンジェルに着艦する際、前作で緊急着艦した時の記憶がフラッシュバックしたようですし、これから少しずつムウとしての記憶を取り戻して行ってくれそうです。

キラは、レイのレジェンドに、かつてのラウ・ル・クルーゼのプロヴィデンスの姿を重ねていました。
そう言えば、レイとラウ・ル・クルーゼの関係は、まだ明らかになっていませんね。何らかの血縁関係がありそうなのですが。
本作で、ぜひ、ムウとレイとの再戦があることを期待しています。

最後に、カガリの声明を偽ラクス(ミーア)がジャックいる間に、本物のラクスがカガリの傍に立ち、ついに表舞台に復帰しました。
次回の冒頭、「迷いがなくなった」ラクスが、全世界に向けてどのようなメッセージを発するのか、今から待ち遠しいです。
デュランダル議長のDESTINY PLANが明らかにされるのでしょうか。
あるいは、「『ロゴスだから討ってよい』という考え方は、真に平和を望む者の言うことではない」とミーアを一蹴するのでしょうか。
いずれにせよ、デュランダルの操り人形にしか過ぎないミーアと、自身が信念を持って話しているラクスとでは、ラクスのほうに軍配が上がるでしょうね。

それと、どうやら、ルナマリアは、アスランとキラの密会の報告をタリアに上げた際に、ラクス暗殺未遂があったこと、今ザフトにいるラクスは偽者だということを、タリアへの報告内容から除いていたようですね。
本物が出て来たことで、ルナマリアも、きっとタリアに報告を上げるでしょう。
それがきっかけとなって、タリアがデュランダルに対して不信感を強くし、何らかの行動に出るのではないかと、今後の展開に期待しています。

ところで、ユウナはグフの下敷きになってお亡くなりになったのでしょうか。
カガリが名実共に代表に戻った今、どうでも良い話ですが、今回のオーブへのザフト軍の侵攻を促した張本人なのですから、ちゃんと表舞台で責任を取ってもらいたいものです。