先日、自宅のノートパソコンのハードディスクがクラッシュした件、データのリストアをした件について書きました。
その時は、クラッシュの2週間前のディスクイメージのフルバックアップ、クラッシュの4日前のDocuments and Settings以下のバックアップがあったので、あまり時間を掛けずに、ほとんど復旧することが出来ました。
ただ、コストを考えると、必ずしも、定期的にフルバックアップを取るのが良いとは言えないかも知れません。
個人データの話は別にして、システム環境のフルバックアップについて考えます。
例えば、毎週末にフルバックアップを取るとしましょう。
私の環境では、2枚のDVDのメディアが必要になり、バックアップの所要時間は1時間くらいです。
もし、毎週フルバックアップを取っていたら、年に53時間ほどになります。
ところで、フルバックアップからのリストアが必要になる機会は、おそらくディスクがクラッシュした場合くらいでしょう。
ディスクのクラッシュは、個人利用のノートパソコンなら、確率的には年に1回起きるか起きないかです。
仮にフルバックアップがなくても、インストール媒体やインターネットからのダウンロードで、アプリケーション環境は再構築が可能です。
それに要する時間は、53時間もかかりません。
もちろん、「1回のフルバックアップに1時間」とは言っても、バックアップの手続きとメディアの入れ替えくらいしか拘束時間はないので、1時間で換算する必要はないとも言えます。
が、それを言うなら、ゼロからOSを入れてアプリケーションを入れるのに要する時間も、大半は待ち時間なわけです。
どんなアプリを入れたかだけメモしたものがあれば、毎週末にフルバックアップするコストとさして変わらずに、システム環境を再構築できるでしょう。
逆に、ハードディスクがクラッシュした時くらい、まっさらな状態からOSとアプリケーションを入れ直したほうが、レジストリなどが綺麗になって良いのではないかという気もします。
そう考えると、
(1) どんなアプリケーションをインストールしたかをメモしておく。
(2) 個人データだけは、随時バックアップをしておく。
というのをしておけば、実は十分なのかも知れません。
上記(1)のメモの代わりに、自分のパソコンにインストールしている、メジャーでないソフトウェアのこと(Adobe ReaderやMozilla Firefoxのようなメジャーなものは、すぐに思い付くため、メモをするまでもないので)を、少しずつブログにアップしようと思います。
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