けなす技術

遅ればせながら、切込隊長@山本一郎著の「けなす技術」を読みました。
「切込隊長BLOG(ブログ)〜俺様キングダム〜」の執筆者です。

何かをけなす技術について論じているのかと思って読んだのですが、そんなことはなかったです。
まあまあ、面白かったほうですね。

読んでいて気になったところだけ、引用してコメントさせていただきます。

代表的なのは、イラク戦争に絡む国連の石油プロジェクト汚職だ。フランス、ロシアと国連の中枢が一体となり大掛かりな経済事件を起こしているのではないかという疑惑が海外メディアで報じられているが、日本の新聞はこうした事件をあまり伝えない。
確かに、そうした報道はほとんど目にしたことがないです。
「わが国のマスコミが意外と恣意的な報道を行なっている」という切込隊長の見方は、的を射ているのかも知れません。

私自身、ネットオークション考察に、7/13にヤフオクに関する2本の記事を書きましたが、元は、ネットオークションに絡む恣意的な記事でした。
マスコミが中立の立場で記事を書いているなどとは、思ってはいけないということですね。

更新頻度の問題においては、どのブログサービスでも優位な差が見られる。単純に言って、どのような内容であっても毎日更新することの有利さが読み取れる。最終的には同じ更新内容であっても、毎日更新されるかそうでないかによって、読者獲得率の伸びは最低3倍程度違う。2ヶ月で約3倍程度の読者獲得の差が見られ、通年では10倍近い開きが出るものと見られる。
なるほど、やはり、毎日更新したほうが、読者の獲得(ブックマーク率の向上)が容易になるのですね。
私のところも、何とか1日1件以上の記事を投稿するようにして行こうと思います。


それ以外に、バイラル・マーケッティングの話、2ちゃんねる、はてな、mixiなどのコミュニティツールに関する考察、Winny問題等、多岐に渡って切込隊長の私見が書かれています。
コラム(ブログからの転載)も、読んでいて結構楽しめます。

私自身、切込隊長のブログを一時期購読していましたが、1つの記事の量が長いので(よくあれだけ書けるなと脱帽)、購読は長続きしませんでした。
今回、本のほうはわりと読みやすかったです。
未読の方、ぜひご一読下さい。