最近、中国出身で日本人男性と結婚して来日した女性による殺傷事件が立て続けに起こっています。
一つは幼稚園への送迎途中の幼児2人の殺害事件、もう一つは夫へのインスリン大量投与事件です。
これらの事件は、たまたま続けて起こったのではなく、今後も似たように、日本人男性と結婚して来日した中国人女性(中国に限らず、東南アジア地域出身の女性)による犯罪が頻発するのではないかと個人的に危惧しています。
これらの事件の背景については、いろいろと考えなければならない事柄があると思っています。
私見ですが、以下の3つを事件の背景として考慮すべきではないかと思います。
1つ目は、結婚の目的が、日本から中国への仕送りであることです。
もちろん、日本人男性が仕事などで現地滞在中に知り合い、相思相愛の大恋愛の末にめでたく結婚するようなケースは、ここでは除外します。
そうでない、中国人女性とのお見合いによる国際結婚は、女性側親族への仕送り目当てという目的が色濃いと言えるでしょう。
日本での収入の二極化(いわゆる格差社会)が何かと問題になっていますが、中国の収入の格差は日本の比ではありません。
物価の違いもありますが、中国のやや貧困な層と日本の中の下くらいの所得層との収入格差は、未だ数倍あるのが現状です。
中国人女性とのお見合い結婚の場合、女性の側は仕送り目当てと言って、ほぼ間違いないですし、一般論としてお金目当ての結婚は、そもそもうまく行かないケースが少なくないです。
また、日本では、親に仕送りをしている家庭は、どちらかと言えば少数派ですが、するとしたら、夫側の実家に対してするものでしょう。
そこに、「奥さん側の中国の実家への仕送りが前提」で結婚すれば、妻の親にまで仕送りをしなければならなくなります。
そうなれば、その家庭の日本での生活が相対的に苦しくなるのは当然です。
2つめは、日本側の反中感情による中国人女性のストレスの問題です。
あまり公然と書かれることはないですが、中国に反日感情があるのと同様、日本人にも潜在的な反中感情があります。
特に、最近頻発している中国での反日デモが、日本人の心の中の潜在的な反中意識を向上させていることは間違いないでしょう。
中国が反日デモや反日活動をすればするほど、日本人の中国人に対する好感度は下がります。
個人での付き合いであっても、内心、「あの人は中国人だから」ということで、中国人女性との関係は疎遠になりがちになるでしょう。
英語圏の人であれば、それなりにコミュニティもあると思いますし、英語でコミュニケーションを取る機会も多く、疎外感を覚えることもあまりないと思います。
しかし、中国語となると、なかなかコミュニティもなく、周囲とは慣れない日本語でしかコミュニケーションが取れず、フラストレーションも溜まる一方でしょう。
また、中国では反日教育が国家施策として普通に行なわれていますので、中国国内で通常の教育を受けた中国人女性であれば、心の中に反日感情を持っているものです。
「お金のためとは言え、日本で生活するなんて」と言う気持ちは当然あるでしょうし、そうしたことも来日した中国人女性のストレスに拍車を掛けていると思います。
3つ目は、日本人男性側の問題です。
日本人男性が中国の現地女性とお見合い結婚する背景としては、日本人男性の側は様々な個人的な問題で日本国内では女性と縁がなく、中国人女性に結婚相手を求めたと考えられます。(中国人という人種固有の生活習慣が好きなんだ、という奇特な日本人男性も、中にはいるかも知れませんが...)
国際結婚でも、家庭内で十分なケアが出来れば、それほどストレスなく日本での生活を送れるとは思います。
しかし、異国・異文化の妻に対して家庭内で十分なケアが出来るほどの豊かな心を持った男性であれば、わざわざ中国在住の方とお見合いをしてまで国際結婚をする必要はなく、普通に日本国内でお嫁さんを探せるはずです。
日本国内で良い相手を見つけられなかったということは、ストレスのない良好な夫婦関係を築くには何らかの支障がある男性である可能性が高いと思います(全員がそうだとは言いませんが)。
もちろん、農村部や過疎地など、地域的な事情があるケースも否定はしません。
逆にそうした地域的な事情があれば、地域全体として国籍に関係なくお嫁さんを歓迎するので、お嫁さんが疎外感を覚えることは少ないでしょう。
以上の3つの理由から、中国人女性とお見合いで結婚をした日本人男性の家庭には、潜在的に問題があるケースが少なくないと私は考えています。
また、今回の2つの事件を通して「中国人女性は怖い」という印象を抱く日本人は増えるでしょうから、さらに中国から国際お見合い結婚で来日した女性は、地域で疎外感を強くすることになるでしょう。
そうしたことを考えると、中国出身の女性による犯罪は、これからも増えるのではないかと危惧せざるを得ません。
逆に、中国人女性に対するケアを手厚くするような施策や、地域活動があれば、今後の犯罪はそれほど多くはならないでしょうね。
しかし、今の日本は核家族化が進み、マンションでは「隣の人が何をしているかまったく知らない」というのが珍しくない現状です。
日本人同士も大して仲良くしていないのに、いきなり中国出身の女性と仲良くするというのは、かなり難しいでしょう。
行政に期待するのも難しそうです。
じゃあ、誰がどんなことをすれば良いか、と言われると、とても難しいのですが...
佐藤一郎
トラック・バックを頂き感謝致します。私のこの問題に対する基本的な思考感覚と正に合致するご意見です。中国人女性の大半は、極貧の環境に有って、謂わば家族を救う為、自分も豊かな生活を求める為、この2つの願望が異国に嫁ぐ理由の大半でしょう。反日教育を受けながら、潜在的に敵対感情を持つ国の男性と生活を共にする女性の悲劇は、戦後の生きる糧を無くした日本女性が、占領軍・米国兵、乃至は時の朝鮮人等に依存せざるを得なかった悲劇に共通します。多くの悲劇が敗戦国・国民の抑圧の中に隠蔽された侭、今日の日本繁栄の犠牲として、語り伝えられる事無く、【日本女性の人権迫害事件は抹殺】されて来ました。朝鮮民族が主張する慰安婦問題の数十倍?。それ以上の人権迫害の事実が敗戦国日本女性の身の上に存在した事を、我々日本人は知っていなければ成りません。如何なる国際結婚も、互いに相手を尊重し遭える信頼・相愛の関係で有れば、問題は無い筈。御指摘の如く、反日感情の高い相手国の女性に、伴侶を求めざるを得ない日本男性には、如何なる観点から似ても、その家庭環境に十分な条件が欠落して居る事は事実でしょう。何らかの軋轢は当然の結果として発生します。貴方様のご意見は貴重なご意見として読者に認識して頂ければ幸甚です。
ピア
こんばんわ、TBありがとうございます。
今TVでやっている白夜行にも同じような台詞・シーンがありましたが、金のために計画して結婚した主人公の幼馴染が、「これって売春なんだよ」って言うシーン、ずんと心に堪えました。
やはり結婚の第一&十分&絶対条件は、信頼ですね。願わくば、信頼関係を持った後に結婚することが増えますように。
またよろしくお願いします!
はずれ刑事
TBありがとうございます。
どうもTBが返せないようなのでコメントにて失礼します。
中国出身者の潜在的問題、興味深く読ませていただきました。
これからも中国出身者の犯罪は起きるんでしょうね。
ブロガーズ・ディ実行委員会事務局
トラックバックありがとうございました。
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kazu4502
TBありがとう、大変遅れて申し訳ありません、
おれはブログの中で言いたかったことはただ裏で悪質な業者が結婚相談所としてビジネス展開をしてるということ、それとね、反日感情もあるのにもかかわらず、まったく知らない女が日本に来るには目的は1つ、金しかないんですよ、200万以上かかるんですよ、それだけじゃないんです、仕送りがあるんですよ、そして男はあとから気がつくんですよ、やられたってね、私は仕事で中国によく行きますが日本人はあまりにも中国の現実を知らなすぎます、中国人はしたたかですよ、そんな甘いものじゃない、すべてお金で計算します、そこには理性など存在しません、20年以上も商売をしてますから逆に私のほうが中国人よりしたたかかも知れませんがね
管理人
コメントして下さった方々、ありがとうございます。
やはり、今回の問題は、たまたま続いたのではなく、根の深い問題なのだなという思いを強くしています。
かと言って、自分でももっともらしい現実的な解決策は思い浮かばないのですが。
トミー
この記事を興味深く読ませていただきました。
初カキコミ、トミーです。
私は日本人の血が入っていますが、
18年間も中国で過ごしてきた者なんです。
(ちなみに性別は女性…)
普通は中国人と見なされ、敬遠されたりします。
個人的な気持ちでは日本人でも中国人でもないのだけれど…
そんな私から見て、管理人さんの分析は客観的で、
正しい意見が多いように思います。
したたかね…
そうかもしれない。
中国の現代社会は色んな意味で残酷だからね…
長くいると根性が歪んでくるような気もします。
でも、やはり、
どこの国だっていい人と悪い人はいるから、
神経質になる必要はないと思います。
人はお互い様だから、
鈴木容疑者はたしかに許しがたいだけど、
被害者側にも何かしら憎いところがあったはず。
裁判の結果が正しく下されますよ〜に。
管理人
トミーさん、コメントありがとうございました。
実は、中国の方からの反応というのをあまり気にしないで元記事を書いていたことに気がつき、お気に触るような表現がなかったかと気になったところです。
この種の問題は、中国側の教育や政治の問題もありますが、日本側の靖国参拝問題など、一筋縄では行かないのだろうなと感じています。
それでも、両国間の関係を含め、平穏な世の中になって行って欲しいものです。