トレンドマイクロの営業資料がWinnyに流出という記事が出ていました。
ウィルスセキュリティの会社で、こんな事件を起こしては駄目ですよね。
トレンドマイクロは27日、同社の営業資料などがP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出していたことを明らかにした。トレンドマイクロによれば、2005年3月の時点ですでに確認しており、営業先の企業などには個別に連絡し、「ご理解していただいた」という。ウィルス対策ソフトの会社の社員が、自宅PCにウィルス対策ソフトをインストールしていなかったこと自体が、信じられませんね。トレンドマイクロでは流出した情報の詳細は明らかにしていないが、社内向けの報告書や提案資料といった営業用データであり、顧客リストなどは含まれていないという。同社によれば、トレンドマイクロの社員が上記データを自宅PCに保存。その後、ウイルスに感染して情報が流出したとしている。
なお、この社員は自宅PCにウイルス対策ソフトを利用していなかった。トレンドマイクロによれば「当時はデータの社外持ち出し禁止などの通達は行なっていたが、具体的な行為を禁ずるガイドラインは存在していなかった」という。同社では、2005年3月以降に具体的なガイドラインを定めた。この社員に対しては「社内規定に基づいた処分を行なった。その後、2005年中に処分とは別の理由で退職した」としている。
2005年と言ったら、世の中の一般ユーザでさえ、大半がウィルス対策ソフトをインストールしていたはずです。
別の例で言うならば、銀行員が、自分の銀行カードの暗証番号を自分の誕生日にしていたようなものです。
社外に「ウィルス対策は重要です」と宣伝する前に、まず、自社内での教育をしっかりして欲しいものです。
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