山形県教育委員会は県立高生が亡くなった日に宴会を開催

いじめと自殺が新聞に載らない日がないこの頃ですが、山形県の教育委員会は、何も問題意識を持っていないというのが明らかになりました。
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 県教委、高2自殺当日に食事会=「判断甘かった」-山形という記事です。
自殺予告文騒ぎの折には、そうした騒ぎを起こす愉快犯を不愉快に思い、自殺予告とテロリズムという記事を書きましたが、いまの教育界は、そうしたテロ行為が起こるのがやむを得ないほど退廃しているのですね。

 山形県立高畠高校で22日に起きた、いじめが原因とみられる2年生女子生徒(16)の自殺問題で、佐藤敏彦教育長ら県教育委員会幹部、教育委員ら計21人が同日夜、事故発生直後に食事会を開いていたことが24日までに、分かった。
 佐藤教育長は同日、記者会見を開き「食事会は実施すべきではなかった。判断が甘かったと深く反省している」と話した。 
「食事会」とは、何とも都合の良い表現ですね。
別の記事では「歓送会」という表現が使われていますが、要するに飲み会、宴会ということです。
当日は、今回の死亡が、いじめによるものなのか、転落死(事故)なのか、まだ明らかにはなっていなかったのかも知れません。
しかし、自分達が管轄する県立高校の敷地内で生徒が死亡するという事件があったのです。

原因がいじめであろうとなかろうと、そんな日に「乾杯」しようという気になりますかね?
JR西日本の脱線事故の時もそうでしたが、自分達の身近で死亡事故が起こっているのに、平気で宴会を開くというのは、一体どういう心境なのでしょうか。

教育委員会がこんなだから、子供は「大人は何もしてくれない」と思って、安易に死を選ぶのではないか、そう思えてなりません。