スーパーサイズ・ミー【感想】

TSUTAYAのDISCASでレンタルしたのを観ました。
マック好きの私としては、前から一度観てみたいと思っていたドキュメンタリーです。

観る前は、単に1ヶ月間毎食マクドナルドで何を食べて、体重を含めた健康状態がどのように変わって行き、医者がどのような助言をしていたのかを時系列で追っただけの作品だと思っていました。
しかし、観てみたら、そんなことはありませんでした。

肥満の原因がマクドナルドにあると訴えた少女2人の裁判の話から、ファストフードに対する専門家のコメント、給食関係者の動向、食品業界と政界とのつながりなど、多岐に渡ってまとめられていました。
「これを観たら、マックに行く気がなくなるんだろうな」くらいの軽い考えでいたのですが、それ以上にもっといろいろと考えさせられました。

ファストフード好きの人だけでなく、メタボリックシンドローム予備軍の人も、一度は観てみると良いのではないでしょうか。
目下の私の悩みとしては、昨日誕生した長男を、マックに連れて行くかどうかです。
「12歳の子供の脳は、マックの中毒性に勝つことはできない」というコメントは印象的でした。

何より特筆すべきは、このドキュメンタリーの最後の提案「スーパーサイズは、やめないか。スーパーサイズのカロリーは必要ない」が、このドキュメンタリーが映画祭で公開されて間もなくして、マクドナルドで実現したことです。
当のマクドナルドは「あのドキュメンタリーとは関係ない」とコメントしていましたが、そんなことはないでしょう。
ちなみに、最近のサラダマックも、カロリーという点では相変わらず不健康なものだそうです。
やはり「マックは、週に1回まで」と決めて行くのが良さそうです。