脳トレの次は、株トレなんですね。
ゲームメーカーは、面白いところに着想するんですね。
これからは「金トレ」の時代 DS「株式売買トレーナー カブトレ!」発売記念イベント-ITニュース:イザ!という記事です。
12月13日、東証Arrowsにおいて、ニンテンドーDSソフト「株式売買トレーナー カブトレ!」の発売記念イベントが行われた。ゲームと株。想像できない組み合わせで作られたこのソフトは、どんなものなのだろうか。これは、もちろん私は使ったことがないのですが、実際にはあまり役に立たないと思います。「株式売買トレーナー カブトレ!」(以下、「カブトレ!」)とは、複雑そうに見える株を楽しみながら勉強していくことができる株式売買シュミレーションゲーム。過去5年間の実際にあった東証1部、東証マザーズの全銘柄、会社四季報が登録されており、現実と同じ条件で、株取引の練習ができるようになっている。
まず、机上のシミュレーションと、自分のお金を使った取り引きとでは、取り引きを客観視できる度合いが全然違います。
いくらゲームでうまく利益を出せたとしても、実際に自分の資金で売買するとなると、「思った通り行かなかったらどうしよう」という躊躇が発生したり、「もしかしたらもっと騰がるのではないか」という期待が発生したりします。
そうして、人は買い時、売り時を見誤って利益を上がられず、下手をすると大損するわけです。
「株式売買ってなあに?」という株の初心者には向いているかも知れませんが、「これでトレーニングしてトレーダーになるぞ」と思う人が出て来ても、その9割の人は失敗するでしょう。
マネックス証券とのコラボをするそうですが、大丈夫かなぁと心配です。もっとも、そうした初心者が株式市場に入ってくれることは、長年株取引をしている人にとっては「カモが増えた」と歓迎されるのですが。何故なら、株式売買の世界は一種のゼロサムゲームだからです。
脳トレはやって損はないですが、株トレは、一歩間違うと自身の資産を失うスパイラルに足を踏み入れかねないということを注意しないといけませんね。
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