フォーン・ブース【感想】

TSUTAYAのDISCASでレンタルして観ました。
81分というやや短めの上映時間でしたが、スチュがどうなるのか、最後までハラハラどきどきさせられました。
見ていて飽きなかったですね。

主人公のスチュは、確かに高慢でした。
でも、終わりのほうになって犯人からの要求でテレビに向かって自分のことを話した時には、随分と人間味が出て来ていたと思います。
最後には奥さんとも分かり合えていましたし。

反面、レオンが銃で撃たれたのを「スチュが撃った」と偽証した女性(売春婦?)達は、最後までそのままでした。
確かに、公衆電話を占有したスチュはいけなかったのでしょうけど、だからと言って、スチュが持っていない拳銃まで「持っていた」とでっちあげてまで殺人の罪を擦り付ける女性は、もっと罪深いです。
監督が描きたかったのは、高慢なスチュだけではなかったのだなと思いました。

それと、最終的には犯人はピザ配達の男性ということになっていましたが、彼はサイレンサー付きの狙撃銃は所持していなかったのですよね。
突入した警察官ならすぐにおかしいと気が付くべきなのですが。
最後のほうなので少し手を抜いて詰めが甘くなっていたのかも知れません。

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