ぶるうピーター3【感想】

ブッキングから小山田いく選集として復刊された、小山田いくのぶるうピーターの第3巻をAmazonで購入し、早速読んでみました。
元のコミックスも全巻持っているので、復刻本を買うのは、単に書き下ろし「航跡(ウエーキ)ひいて」を読みたいだけなのですが。

ぶるうピーターは、確か高校生のころに、まだ漫画喫茶がない時代に、友達から借りて夜な夜な読んでいました。
確か、先にすくらっぷ・ぶっくは読んでいたはずです。
それだけに、ぶるうピーターの展開は衝撃的でした。

途中から、一帆と西夜がすれ違い気味になりましたが、「すぐに仲直りするだろう」と思って読んで行ったら、一帆はお鈴とくっついてしまい、それでもそのうちに一帆と西夜が復縁するのだろうと思っていたのですが、最後まで復縁することはなかったです。
あれは、当時の少年漫画の中でも、かなり変わった展開だったのではないかと思っています。

さて、書き下ろしの「航跡(ウエーキ)ひいて」ですが、小山田先生にまつわる海のエピソードでした。
同級生の女の子が、元彼氏とよりを戻すために海辺のテトラポッドで行なった儀式に小山田先生がつき合わせれるというものでした。
これが、ぶるうピーター第56話夏陽炎に活かされたそうです。
幼少のころ、海辺でで育った私としては、少し懐かしく読みました。