宙に浮いた5,000万件の年金記録、来春までに名寄せをして正常な登録状態に持って行くのはまず無理だろうなと内心思っていましたが、何とYahoo!ニュース - 読売新聞 - 年金記録「氏名なし」が524万件もだそうです。
社会保険庁は10日、約5000万件の該当者不明の年金記録のうち、1割強に相当する約524万件について、氏名が登録されていなかったと公表した。
氏名は、生年月日と性別とともに、記録の持ち主を特定するのに必要な3条件の一つ。氏名が欠けた記録が大量に見つかったことについて、社保庁は「記録が統合できない要因になったことは否定できない」としている。政府が来春までに完了するとしている年金記録の登録作業にも影響が出かねず、改めて社保庁のずさんな記録管理が浮き彫りとなった。
氏名がなくても、住所と生年月日があれば、記録の主を特定することは出来るかも知れません。
でも、氏名欄だけが空白とは限らないわけで、どうしても誰のものか分からない記録も、かなりの数、あるでしょう。
確か、自民党でしたよね。
参議院選挙の際に、「宙に浮いた5,000万件の年金記録はすべて来春までに統合する」と公約していたのは。
公約違反は、日を見るより明らかです。
できもしないことを「出来ます」と公言する人は、社会では信用を失うというのが常識です。
国会で「氏名の登録されていない記録は、一体どのようにして記録の持ち主を特定するのですか?」と野党から質問して欲しいですね。
一体どのような回答をするのか、楽しみです。
その前に、自分の年金記録を確認したほうが良いかも知れませんが。
コメント