MASTERキートン File5【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
今から8年前の作品なのに、未だに人気が衰えていないらしく、なかなかレンタルできませんでした。

第9話「貴婦人との旅」で感じたのは、嘘つきで我侭な老婦人にちゃんと向き合うキートンの心の広さでしょうか。
私だったら、すぐに他の客室に移動してしまいますね。
最後には、お礼として老婦人から指輪をもらいますが、実はものすごく価値のある指輪だったんですね。
駅まで返しに戻ったものの、キートンは老婦人と再会することはできず、返せないで終わってしまいました。
あの後、あの指輪はどうなったのだろうかと、ちょっと気になってしまいます。

第10話「チャーリー」は、キートンの子供時代の親友で、今は世界的に有名な探偵チャーリーとの話でした。
キートンは、子供時代だけでなく、今回も最後までチャーリーを立てていました。
しかも、直接「真相はこうではないか」と言うことなく、「実は○○が気になっているんだが」というふうに、常にチャーリーに気付かせて、キートン自身の功にはしないところが心憎いです。
ああいう行動は、見習いたいものですね。

新エピソード「禁断の実」は、ちょっと不満が残りました。
キートンは、始めからジェイムズが怪しいと睨んでいたのでしょうね。
にも関わらず、結局はジェイムズを死なせてしまいました。
キートンの洞察力と行動力があれば、救えたはずなのに。
どうも、新エピソードは、どれも今ひとつだなと思わずにはいられません。