「黄金のポートフォリオ」は悪徳投資顧問

株式投資で損失を出したことのある人ならば、一度は「どうしたら損失を被らずに済むだろうか」と考えてWebサーチをして、投資顧問業者のホームページを見たことがあると思います。
もちろん、私もそうです。
でも、asahi.com:HPやメルマガに虚偽実績 証券監視委が処分勧告 - 社会:という記事があるように、投資顧問を信用してはいけません。
見覚えがある名前だと思ったら、かつて私が嵌め込まれたことのある投資顧問が出ていました。

 うその投資助言実績をホームページ(HP)などに載せて広告していたとして、証券取引等監視委員会は25日、投資顧問会社のファイナンシャル・リーダー(東京)に投資顧問業規制法違反で行政処分を出すよう金融庁に勧告した。「黄金のポートフォリオ」などのHPや顧客向けメールマガジンで、助言実績がない株を「過去の推奨銘柄」として紹介したり、うその株価上昇率を掲載したりしていたという。
どのような行政処分が出るのかは分かりませんが、大して効果がないでしょうね。
投資顧問業は届出制で、すぐに別の名前で届出ができます。
ちょっと名前を変えて、ホームページのURLとデザインを見直せば、簡単に新規の顧客集めができます。

何年か前に、コモドア・インベストメントイーキャピタルも同様の行政処分の勧告が出されていましたが、未だに同じようなやり方で投資顧問業を続けています。
行政処分の勧告が出されたことがあることは、ホームページにも記載がなく、反省の色は見られません。

もちろん、投資顧問業者の中には、信頼できる投資顧問がいくつかは存在するのでしょう。
でも、大半は、信用できないと思います。
信用できる投資顧問業者の見つけ方は、以下の通りです。

まず、「ここなら信頼できるかな」と思える投資顧問業者を見つけたら、まず名前をメモしておきます。
その時点でコンタクトを取ってはいけません。
それから、1ヶ月程度、待ちましょう。
そして、Webサーチをするのです。メモしておいた名前と、「悪徳」or「詐欺」or「だまされた」or「嵌め込み」くらいのキーワードで良いでしょう。
その結果、ヒットしたページを見れば、信頼できるか否かは明白です。