以前、タワー型パソコンのケースファンを交換して、背面の排気用8cmファンを外して、前面に吸気用12cmファンを取り付けました。
これで、以前よりも静かになり、冷却能力も向上したのですが、ファンを前面に持って来たことで何となく風切り音が気になるようになりました。色々と調べて、ファンを前面から背面に移設することにしました。
とは言っても、背面は8cmファン用のものなので、簡単には行きません。
まず、風切り音を削減するために、背面の8cmファン取り付け用の6角形の蜂の巣状の穴をニッパでパチパチと切り取って、直径8cmくらいの大きな穴を作りました。
鉄板の厚さが1mm未満だったこともあり、この作業は簡単でした。
当初、ニッパでは無理かなと思い金鋸を用意していたのですが、結局使わずじまいでした。
次に、AINEX FA-812Aを本体の外側に付けて、8cmファン取り付け口を12cmファン用に変換しました。
この時、直径8cmくらいの大きな穴の端との間に出来てしまったわずかな隙間を、ビニールテープで塞ぎました。
最後に、本体の外側に12cmファンとファンガードを装着して、写真のように完成です。
見た目はちょっとごついかも知れませんが、人に見せるものでもないので気にすることはありません。
背面でしかも排気向きなので、ファンガードは無くても良いかなとも思ったのですが、USBケーブル等の抜き差しをする際に袖などがファンに当たるのを避けるために、一応つけておきました。
静音を徹底的に追求するなら、このファンガードも外したほうが良かったかも知れません。
結果ですが、風切り音はけっこう小さくなったと思います。
パソコン本体は机の下に設置しているのですが、耳を澄まさないと動いているかどうか分からないくらいになりました。
また、シャーシの6角形の蜂の巣状の穴を除去したことで風力もアップしたらしく、アイドル時のCPU温度と電源温度が2度くらい下がりました。
逆に、シャーシ内の風の通り道が変わったせいか、マザーボード温度がわずかに上昇しました。
室温26℃で、アイドル時はCPU温度、電源温度ともに34℃、マザーボード温度は40℃くらいです。
CPUとハードディスクに負荷を掛けると、CPU、電源、マザーボードとも、41~43℃で安定するようです。
アイドル時のマザーボードの温度がもう少し下がると良いのですが、ASUS PC PROBE IIのデフォルトの警告温度はマザーボードが45℃なので、しばらくはこれで行こうと思います。
静音化の追求はきりがないので、まずはこれでやめておくつもりです。
■2009/5/8 追記
その後、上記の背面排気用12cmファンを、前面吸気用に移設しました。
理由ですが、夏場の外出時に室温が35℃くらいになった場合に(いつもエアコンを入れているわけではないので)、マザーボードの温度がアイドル時に45℃超えになることが頻発したからです。
前面に移設することで、アイドル時のマザーボード温度は背面時比で5℃くらい下がりました。
その代わり、騒音レベルが少し上がった気がします。
■2009/10/18 追記
上記の背面排気用12cmファンを復活し、前面吸気用12cmファンとのダブル構成にしました。
これで空気が前面から背面にまっすぐに流れるようになり、MB温度の上昇を抑えることが出来ます。
ただ、回転数がそのままだとけっこう五月蝿いので、ファンコンを使って前面/背面の両方とも回転数を800rpmから550rpmくらいに落として使っています。夏場は600rpmくらい、冬場は500rpmくらいがちょうど良さそうです。
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