WOLF'S RAIN 10【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
ようやく最終巻まで見終わりました。
レンタルで見始めてからほぼ半年掛けてしまい、途中、間が空いてしまったこともあり、今ひとつ全体としてのつながりが把握できなかったからかも知れませんが...

結局、楽園って、何だったのだろうというのが率直な感想ですね。

主な登場人物は第28話から退場を始め、最終話(第30話)では皆、逝ってしまいました。
チェザの身体から飛び出した種(?)が成長し、その後、世界は緑(月の花)に包まれたのですが、そこには狼も人間もいません。
まあ、それも一つの楽園の姿なのかも知れませんが、せめて彼ら(キバ、ツメ、ヒゲ、トオボエ、そしてブルー)の魂の行き場として、何らかの体現があっても良かったのではなかったかと思います。

そして、エピローグでは、現代社会の中で、人間として、キバ、ツメ、ヒゲ、トオボエが生きていました。
しかし、物語の設定は、年代の特定はありませんでしたが、氷河期を迎えて滅び行く人類が描かれていることから、未来を描いていたはず。
そう考えると、本編とエピローグとでつじつまが合わない気がします。
あのエピローグは蛇足ではなかったか、という気がしてなりません。