ようやく赤城農相が辞任(事実上の更迭)して、少しは日本の内閣がまともになったようです。
どうやら、自民党は、参議院選挙の惨敗の理由を赤城前農相の発言のせいにして片付けようと思っている節がありますが、一番の問題は、赤城氏を大臣に据えた、安倍総理の人を見る目のなさだと思います。
で、安倍総理や赤城氏批判がやまないのは当然なのですが、ここに来て、さらに的外れかつ非常識なことをいう代議士が現れました。
さくらパパこと、横峯良郎氏のlivedoor ニュース - さくらパパ、赤城前農相を痛烈批判です。
民主党比例代表で参院選に当選した横峯良郎氏(47)が1日、三女でプロゴルファーのさくら(21)が出場する全英女子オープンを観戦するため、絹子夫人(50)とともに、成田空港発エールフランス機で出発した。
出発前、この日に辞任した赤城前農相に、同学年のよしみ?から「さくらが賞品でもらったトヨタのプリウスをあげるから、ポルシェと広い土地を売って(地震で被災した)新潟に寄付しなさい。オレが総理ならそこまで指導する」とキツいアドバイスを贈った。
問題点は2つあります。
1つ目は、娘(さくら)がゴルフの商品でもらったトヨタのプリウスの扱いです。
あれは、横峯良郎氏のモノなのでしょうか。
プロゴルフツアーの商品は、あくまで当のゴルファーに対して与えられるものでしょう。
もしかしたら、親子の関係で、横峯良郎氏が好きに使って良いことになっているのかも知れません。
しかし、他人にあげるとなると話は別でしょう。
横峯良郎氏が、自分で得た車なら、何を言っても、何に使っても良いです。
が、娘が活躍して得た車を、横峯良郎氏が第三者にあげると言うのは、おかしな話です。
2つ目は、「車をあげるから、土地を売れ」ですね。
どう考えてもおかしいです。支離滅裂も甚だしいです。
「プリウスをあげるからポルシェを売れ」だけなら分かります。
なぜ、土地まで売らなければならないのでしょうか?
そこで暮らしている人は、どうすればよいのでしょうか。
赤城氏は大臣辞任だけでなく、議員辞職をしてもおかしくないくらいのことをしましたが、先祖から受け継いだ土地まで手放さなければならないほどのことは、していないでしょう。
横峯良郎氏が「オレが総理なら」などと言っていますが、横峯氏には総理どころか、代議士の資質さえありません。
第一、横峯氏は比例代表での選出であり、横峯氏自身を代議士としてふさわしいと思っている人は、横峯氏が思っているほど多くはないでしょう。
横峯良郎氏は勘違いも甚だしいですし、こういう人物をリストに入れた民主党も、ある意味、人を見る目がありませんね。
参議院議員なので、6年間は横峯良郎氏は代議士としての身分が保障されるのですよね。
困ったものです。
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