Kanon 3【感想】

TSUTAYAのDISCASでKanon(カノン)のDVDを順次レンタルして見ています。
実は既にDVDの第6巻まで見終わっていて、手元に第7,8巻のDVDがスポットレンタルで届いているのですが、感想を書くのが遅れているので、今は感想書きを優先しています。何とか今週中にはKanonを卒業する予定です。
さて、DVDの第3巻には、第7話「家出と仔猫の遁走曲~fuga~」、第8話「追憶の幻想曲~fantasia~」、第9話「子狐の子守歌~berceuse~」が収録されています。
一言で言うと、真琴のため(他の女の子もたくさん登場して来ますが)のDVDですが、1話だけ第4巻にずれ込んでしまっているのが構成としてはちょっと残念なところです。

猫になつかれた真琴でしたが、その猫を車通りの激しい道路に掛かる歩道橋の上から真琴がすっと落としたのには、流石にびっくりしました。
偶然、トラックの上に落ちたから良かったものの、タイミングが悪かったら大変なことになっていました。
祐一がきつく怒るのも無理ないです。

舞の勘の良さが手伝って、天野美汐という女の子が登場します。
ただ、祐一に「真琴の友達になってやって欲しい」と言われて、天野は「あの子とは友達になりません。絶対に。」と返すあたり、どうやら過去に何か辛いことがあったようです。
それでも、真琴のことを気にしているわけで、無関心ではいられないようです。

祐一も、「沢渡真琴」という名前を、かつて自分が口にしていた記憶を思い出しますが、その名前の人は好きだった年上の女の子でした。
もしかしたら、その年上の女の子がそのまま歳を取らないでいたのかとも思いましたが、そうでななく、かつて子供の祐一が手当てをしてあげた、唯一祐一の口から「沢渡真琴」という名前を聞いていた狐(妖狐)が、今の真琴ということのようです。
天野の話では、二つの犠牲、記憶と命と引き換えに人間の姿になって、次第に体力が衰えて人のように振舞うのが難しくなるとのこと。

急に祐一に甘えるようになった真琴のことを、「昔、手当てしてあげたことのある狐だ」と秋子と名雪に説明し、昔、祐一がこっそり狐を飼っていたことを知っていた秋子さんは、納得してくれます。素晴らしい包容力です。
名雪もつられて納得しますが、真琴が祐一の部屋に入り浸っていた時の名雪は、ちょっと哀しそうでした。やはり、名雪は、祐一に好意を抱いているのでしょうね。(これは、第1話からも分かりますが。)

何となく、次回は真琴とのお別れになりそうな気がします。

ところで、祐一から「結婚は人生の墓場」という発言がありましたが、祐一の両親は仲が良くないのでしょうか。
ゲーム版では、両親が海外に行くことになって、自分だけ親戚の水瀬家に居候しているという設定だったと思うのですが。