Kanon 7【感想】

TSUTAYAのDISCASでKanon(カノン)のDVDを順次レンタルして見ています。
DVDの第7巻には、第19話「ふれあいの練習曲~etude~」、第20話「別れの夜想曲~nocturn~」、第21話「君のいない輪舞曲~ronde~」が収録されており、主として月見あゆのストーリーでした。
個人的には、栞と名雪のファンで、月宮あゆの熱烈なファンというわけではないので、ちょっとそっけない見方をしているかも知れません。

まずは、第19話「ふれあいの練習曲~etude~」から。
名雪の陸上の大会に、秋子さんと祐一とあゆ、そして北川が応援に行きます。
名雪が出たら「おっ、水瀬がアンカーで出るぞ」と周囲が騒がしくなるくらい、名雪は高校陸上階ではよく名の知られた存在で、大会でも最終走者で出て他校をごぼう抜きして逆転優勝してしまいました。
祐一が、それまで、名雪がそういう存在だと知らなかったのは、意外でした。同じ屋根の下に住んでいるというのに、ある意味、祐一は、名雪に名雪自身のことを聞かなさ過ぎるのかも知れません。
「自分の記録より、みんなで優勝できた事が嬉しいよ」と素直に言う名雪は、えらいなと思います。

さて、喫茶店で、祐一から「好きな男はいないのか?」と聞かれた名雪ですが「昔はいたよ。好きな男の子。」「向こうは忘れてるみたい。」と正直に答えます。
これでも自分の事だと気が付かない佑一は、見ていてもどかしいものがありました。

あゆと会った祐一は、あゆから「佑一君、目の前で大切な人を失ったこと、ある?」と聞かれ、いろいろなシーンが走馬灯のように流れます。
よく見ると、栞が出て来た後に、大木のシーンがちらっとだけ映ります。
しかし、祐一は、大木のことは口には出なくて、栞の名前を口にしてしまいます。
その後の、祐一とあゆとのキス。
栞の名前を口にした後に、それはないんじゃないの、と思ってしまいました。

次に第20話「別れの夜想曲~nocturn~」。
一緒に帰宅したあゆと祐一、その二人を見た名雪と、さらに名雪を気遣う秋子さん。
関係がバレバレでした。

細かいことですが、翌朝、秋子さんが祐一達に「行ってらっしゃい。車に気をつけてね。」と言ったのは、近々起こることを暗示していたのか、微妙です。

街で秋子さんに会った祐一は、この7年間のことを聞くのですが、秋子さんは「なんでもないんですよ。木が、木が1本切られただけで。」と話します。
どうやら、切られた大木が、何かあゆと祐一に関係があったらしいことは分かります。
さらに、秋子さんは、月宮あゆという名前に心当たりがあったのでしょうね。
どうして黙っているのか、気になります。

そして、あゆの学校である大木のところにいった祐一の前から、あゆは忽然と消えてしまいます。
空っぽのかばんを残して。
やはり、あゆも、普通の人間ではなかったのですね。

最後に第21話「君のいない輪舞曲~ronde~」。
学食で、祐一に名雪は「祐一、あゆちゃんが本当に好きなんだね。」と言います。
名雪だって、祐一のことがまんざらではないんだから、あゆがいなくなった今、名雪がアタックしても良さそうなものなのですが、名雪はそうはしません。
やはり、祐一が7年前の記憶を思い出してくれることが、名雪には先なのでしょうか。
そして、秋子さんが交通事故に巻き込まれてしまうところで、第7巻は終わります。

秋子さんは助かるのか、大変続きが気になります。