DVDのパッケージの絵柄や、DISCASでのイントロダクションを見る限り、学園恋愛モノのように思えるのですが...
キューピット役のはずだった世界が、誠と言葉との三角関係になってしまい、関係が清算されることはなく、最後は救いようのない結末になってしまいます。
最終話は、とてもアナログ波で放送できるようなものではありません。
シリーズの後半では、主要キャラの誠、世界、言葉の3人が、精神的に参って行く(壊れて行く)様子が、けっこう丁寧に描かれていると思います。
ネットで「誠氏ね」と酷評されている通り、態度をはっきりさせない、節操のない誠が、一番良くないのですが。
見ていて、感情移入はできなかったのですが、続きが気になるという面も否定できませんでした。
でも、見続けるに従って、気分が落ち込みます。
原作のPCゲームが「鬱ゲー」と評されるのが、よく分かります。
続けて見てしまうと、数日間、気分が落ち込むのではないかと思います。
印象に残る作品であることは間違いないですが、「シリーズでスポットレンタル」はしないほうが無難だと思います。
最終話が鮮血沙汰にならなければ、何か救いがあったのかも知れません。
ただ、そうでないエンディングというのも、私にはなかなか思いつきません。
広くない交友範囲で、一人一人が少しずつ精神的に病んで行く中、それぞれが行き場のない気持ちを誰かにぶつけて行った結果、必然的に招かれた結果ではないかと思っています。
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