不信の自民党、不安な民主党

久し振りに、政治ネタで書きます。
asahi.com(朝日新聞社):「民主、不信じゃなくて不安」 首相、講演で批判 - 政治に次のような記事が出ていました。

 麻生首相は8日、福井県あわら市であった自民党福井県連の会合で講演し、「定額給付金に限らず、高速道路を一日どこまで乗っても1千円(にする)とか、きちんとできるようになって初めて景気対策ができる。いま民主党の反対にあって、できない。自民党は年金(問題)をはじめ不信を持たれており、反省しなければならないが、民主党は不信じゃなくて不安」と民主党を批判した。
麻生首相がKY(漢字が読めない)と揶揄されて久しいですが、どうも、言葉に対する感覚が根本的にずれている気がします。

私の感覚では、「不安」と「不信」では、どちらが悪いと感じるかと言いますと、圧倒的に「不信」です。
例えば、「仕事を任せると不安」な人と「仕事を任せるには不信」と思える人、どちらか一方を選択して一緒に仕事をしなければならないとします。
私なら、「仕事を任せると不安」な人を選びます。不安でも「順調ですか?」と進捗を確認して、問題があれば対策を打って対処します。管理職なら、日常茶飯事の行動です。
が、「仕事を任せるには不信」と思える人は、願い下げです。「順調ですか?」と聞いてもたいていは「問題ありません」と答えて、納期近くになって「進捗報告は適当に言っていて、実は予定より遅れています」と言われたり、あるいは納入物が約束したものとほど遠かったり、そういうことをする人には「不信感が募る」と言うものです。

「不安でしょうけど、信じて下さい」と言う(実際、言っているのは麻生首相)民主党、「自分達のこと信じていないでしょう」と総裁自身が開き直っている自民党。
どちらが国民の信を得られるか、漢字が読める人であれば、答えは一つでしょう。

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