ゴールデンウィーク最後の娯楽として、TSUTAYAでDVDをレンタルして見ました。
本当はDISCASでレンタルしたかったのですが、1位登録者が多くて、より下位で予約していたものが送られて来てしまい(ウェイトにしておけば良かった)、近所の店頭でレンタルした次第です。
感想ですが、前半は割りと面白かったのですが、中盤以降がイマイチでした。
特に、ヘレンの息子のジェイコブの身勝手な振る舞い、子供だから仕方がないのかも知れませんが、何だかなぁと感じることが多々ありました。
また、国防長官、大統領、ともに「攻撃してやっつけてしまえ」的な発想で、これでは「人間は滅ぼすべきだ」という決断は揺るがないだろうと思えました。
「人間は地球を破壊している」というエコ的なメッセージがあり、これが人類を滅ぼす理由だったはずで、これはもうどうしようもない(容易には変革できない)事実であり、一体どう反論するのかと思っていたら、これについてはその後一切言及されていません。
「窮地に陥れば人間は変われる」という主張もありましたが、一方で、パニックに陥って暴動を起こしている映像もあり、最後にクラトゥを翻意させるだけの行動は描写されていなかったと思います。ヘレンのジェイコブを助けたいという思いがそれだったのでしょうけど... 先の「人間は地球を破壊している」に対しては著しく説得力に欠けていると感じました。ヘレンの行動で心変わりするようでは、クラトゥは冷静な判断を下しているとは言えず、地球は救えないでしょうね。
最後に、球体が去り、地球上の電力が(何故か車のバッテリーも含めて)消失しましたが、それが何によるものなのか(これが、地球が静止したといいう意味?)、それからどうなったのか。
見る人の想像に任せるといったところなのでしょうけど、これで終わりにされても、見ているほうは中途半端ですっきりしないでしょう。
全体的に、テーマとメッセージが曖昧で、映像的にもそれほど見応えのあるシーンがなく、残念な作品でした。
コメント