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第5巻から、エリンの王獣保護施設での学生としての生活が始まります。
まずは、試験に合格出来て良かったのですが、集団生活となるとそう上手くは行きませんね。
試験は難無く通ったものの、学生として他の生徒と一緒に授業を受けるということに、エリンはなかなか上手く馴染むことが出来ません。
アケ村では母ソヨンから、その後は蜂飼い(元教導師長)のジョウンから、ほぼマンツーマンでエリンのペースで様々なことを教えてもらっていたわけで、無理もありません。
元教導師長のジョウンも、そうした集団生活におけるギャップについては、流石に思い至らなかったのでしょうね。
そうした面では、今の我が家の一人息子も、3歳になったところで、生活はほぼマイペース。
自分がいつもしている通りに物事が進まないと、とたんに機嫌が悪くなります。
エリンの場合は精神的なプレッシャーとなってしまいますが、原作者はそうした一人っ子の特徴もよく理解してストーリーを練っているのだなと感じました。
さて、そのエリンも、同室の友人の助けもあって、徐々に学生生活に慣れて来ます。
以前、闘蛇の世話に従事していたこともあって、糞から王獣の健康状態を推し量るなど、他の同学年の生徒よりも抜きん出たところを見せて行きます。
そうしたこともあって、子供の王獣の世話を任されもするのですが、先輩のトグサには面白くなかったのでしょうね。始めは「コネでもあるのか」とエリンに辛く当たっていました。先のジョウンの失脚の裏話もあって、そう勘ぐるのも止むを得ないことなのかも知れません。
しかし、子供の王獣に対して献身的な世話をするエリンの姿は、トグサのエリンに対する見方さえも変えて行きます。
やはり、一生懸命な姿を見せることこそが、人の心を動かす最大の原動力なのでしょうね。
そして、本巻の最後で、ついにタイトルが「獣の奏者」である所以が描かれます。
おそらく、これからエリンは王獣と意思の疎通をする能力を高めて行くことになるのでしょうね。
次巻以降がTSUTAYAから送られて来るのが楽しみです。
■他のサイトの関連ページ
・TSUTAYA DISCAS レビュー広場: 獣の奏者 エリン 5
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