シゴフミ 三通目【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
第2巻(三通目)で、ストーリーの人間関係が広がって来ました。

第5話の冒頭、シゴフミ配達人のフミカとチアキは、猫を追いかけています。
どうやらシゴフミの宛先が猫だったらしく、差出人は老夫婦のようでした。
老夫婦の二人は、死因までは分かりませんでしたが、どうやらほぼ同時期にお亡くなりになったようでした。片方だけが残されたら可哀想という科白には、妙に納得してしまいました。
今回のシゴフミの内容は、文章ではなくて、部屋の鍵でした。それによって、以前老夫婦が住んでいた部屋に戻ることが出来たのですが、残された猫、おそらく一晩はあの部屋にいられたのでしょうけど、その後のことが気になりました。
フミカは猫嫌いのようですし、かと言ってチアキに飼われることもないでしょう。上手く、新しい飼い主が見つかると良いのですが。

一方、野島要は、シゴフミ配達人のフミカのことを、かつての同級生ではないかと調べています。
同級生に電話を掛けて調べていて、フミカと仲の良かった女の子、夏香に電話した時、電話を受けた夏香の顔が赤くなっていました。どうやら、野島要はけっこう人気があったみたいです。
また、要は、中学時代に文歌に告白して、その結果振られていたことも明らかになりました。
フミカ(文歌)が拳銃で撃った父親のキラメキは生きていて、フミカは事件の後3年間ずっと昏睡状態とのこと。何があったのかが気になります。

続く第6話は、イジメの話でした。(どうやら、一部の放送局では、地上波OAの際にこの第6話をスキップしたそうです。)
第2巻(二通目)で同じ学校で自殺者が出ていたにも関わらず(前回の千川の自殺は、いじめが原因ではなかったのですが)、その後もイジメが続いているのが放置されているあたり、ひどい学校だと思いました。
第6話でイジメを受けていた「半分死人」は、自殺してしまい、「半分死人」が助けを求めた別の生徒がイジメの対象になってしまいます。
最終的には、次にイジメも対象になった生徒は、イジメをしていた生徒を刺してしまいます。正当防衛ということになると思うのですが...
フミカの「社会的に死んで、生き物としては生き残った」という科白が印象的でした。