とある魔術の禁書目録 第3巻【感想】

TSUTAYSのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
第3巻は姫神編、ちょうど3話構成でDVDの1枚で話が完結するので、きりが良くて見やすいです。

ハンバーガーショップに行った当麻とインデックス達、テーブルで食い倒れた姫神愛沙に出会います。
ハンバーガー30個というのは、いくら何でもあの身体には入らないだろうという突っ込みは置いておいて、巫女姿の姫神は自分は魔法使いだと名乗ります。
インデックスが「魔法使い」という物言いに珍しく猛然と抗議しますが、姫神にはさらりとかわされてしまいます。
姫神はちょっと天然ボケのキャラなのですね。声優が能登麻美子さんで、これを見る前に「地獄少女」を見ていたので、その主人公の「閻魔あい」のことを思い出してしまいました。けっこうギャップがあります。

前回、記憶喪失(正確には記憶破壊)になってしまい、ステイルに会ったもののステイルのことを覚えていない当麻でしたが、何とか話を合わせていました。
当麻に「お前、インデックスが好きなの?」と直球で聞かれた時のステイルのうろたえ方が面白かったです。
さて、ステイルによると、どうやら姫神は「ディープ・ブラッド」と呼ばれ、吸血鬼を殺す力があるそうで、魔術師アウレオルス・イザードによって三沢塾に監禁されているとのこと。
インデックスのことを引き合いに出され、当麻はしぶしぶステイルに協力することになります。

三沢塾に乗り込んだステイルと当麻ですが、アウレオルスの能力で、いつの間にか公園のブランコに座っていました。
二人とも、三沢塾で何をしていたか覚えていなかったのですが、たまたま当麻が右手で頭に触れた時にイマジンブレイカーが発動し、記憶が蘇ります。
一緒に、ドラゴンブレス以前の記憶も蘇ったら良かったのにとも思ったのですが、残念ながら思い出したのは三沢塾であったことだけのようです。

道端でインデックスの衣服の一部を発見しインデックスも三沢塾にいると知り、再び三沢塾に乗り込んだステイルと当麻、アウレオルスと対峙します。
アウレオルスは、当麻、ステイルの前のインデックスのパートナーで、インデックスを吸血鬼にすることで不死にして、インデックスが1年毎に記憶を消さないで済むようにしようとしていたのでした。
当麻によって、インデックスは既に記憶を消す必要が無くなっていたと知り、自分の行動に意味が無くなったと知ったアウレオルスですが、ステイルと当麻とのバトルは続きます。
ステイルの「本当に言葉一つで現実を歪めているみたいじゃないか」という言葉で、当麻は、アルス・マグナは言葉を現実にするのではなく考えていることを現実にする能力だと気がつきます。
最終的には、当麻の右腕の能力ではなく、気迫によってアウレオルスは自滅することになりました。

切断された当麻の右手は、どうやら外科手術によってつながったようです。
不思議なのは、爆ぜたはずのステイルが復活したことです。
あれはアウレオルスの考えが揺らいだことで元に戻ったのだと思うのですが、だとしたら当麻の右腕も同様に元に戻っていて良いのに、と思ってしまいました。

姫神に対して「助けるのに理由なんていらないだろ」と言った当麻がかっこよかったです。
インデックスによると、どうやら姫神も同居することになりそうな感じです。
が、どこに住むのやら... そう言えば、小萌先生のアパートがその後どうなったのか、第3巻ではまったく触れられていなかったですね。気掛かりです。