とある魔術の禁書目録 第6巻【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
第6巻は、エンゼルフォール偏の後半です。
どんでん返しが随所にあって、なかなか面白かったです。

当麻の同級生の土御門は、実はステイルや神裂と同様にネセサリウスの一員で学園都市にスパイとして潜入していたとのこと。エンゼルフォールからは逃れられたものの、無理に魔術を使ったせいで、あと一回魔術を使ったら絶命するとのことでした。
エンゼルフォールの発動者として当麻の次に疑われたのは、未知のはずのエンゼルフォールのことを「エンゼルフォールは未完成」と言っていたロシア教会のミーシャ・クローゼ。当麻の父親の上条刀夜がよく見ていたと言いますか、イマジンブレーカーを宿す当麻の右手に触れなかったこともあり、状況証拠から確定かと思っていたら、違いました。
自宅の写真から入れ替わっていないことが判明した上条刀夜が、実は発動者でした。

当麻が子供時代に疫病神と呼ばれていたことから、世界各地に行っては偶像などのお土産を収集していたのですが、当麻の不運は変わらず、迷信のない世界である学園都市に当麻を預けたという過去も明らかになりました。
また、今回のエンゼルフォールは、刀夜自身はまったく意識しておらず、お土産の偶然の配置から発動してしまったのでした。

最終的には土御門が自分の身体で刀夜の自宅を一瞬で破壊して、エンゼルフォールを止めたのでした。
これで土御門は退場かと思いきや、土御門には肉体再生能力があって、しっかり生き返っていました。
どうも、これからも土御門はステイルや神裂と同様にストーリーに絡んで来そうです。

第6巻の最後の第18話は、一話切りでしたが、内容が濃くて良かったです。
海原光貴に付き纏われている御坂、海原に諦めてもらうために当麻に恋人の真似をしてもらうように頼んでいますが、御坂本人は当麻のことをかなり意識していましたね。
実は海原には偽者がいて、偽者と当麻はバトルになります。
偽者曰く、魔術の世界と科学の世界の他に上条勢力が出来てしまったことで、2つの世界のパワーバランスを脅かす存在になりつつあり、当麻が狙われているとのこと。確かに、戦った相手が仲間になって行くのですから、一大勢力になりつつありますね。
最後に当麻が偽海原に何と言ったのかが気になりますが、御坂の表情からすると、何か御坂の胸をキュンとさせるようなことを言ったのでしょうね。