とある魔術の禁書目録 第5巻【感想】

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第5巻の見せ場は当麻とアクセラレータの対決でした。

アクセラレータと対峙した御坂妹シリアルナンバー10032号、電気分解でオゾンを発生させてアクセラレータを窒息させようと善戦しますが、戦略をアクセラレータに見破られてしまい、万事休すとなったところで当麻の登場。
学園都市最強のアクセラレータに対して「三下」と言い放つところは、何と言うか、信念のようなものを感じました。
アクセラレータとの対決の中で、アクセラレータの手を自分の右手で払いのけた当麻、普段はベクトル変換で自身にダメージを受けたことは皆無だったでしょうから、手を払われることさえ、アクセラレータには始めての経験だったのでしょうね。
当麻の右手の拳が面白いように入っていったのは、見ていて痛快でした。

このまま当麻が勝利を収めるかと思っていたら、アクセラレータは風の流れを制御して特大のプラズマを形成し、形勢逆転といったところでしたが、御坂美琴が機転を利かせて、御坂妹達の力を借りてが風車を回して風を乱れさせます。
これで、アクセラレータのプラズマは使えなくなり、再び接近戦に。
アクセラレータは、ベクトル変換の能力で普通の殴り合いの喧嘩をしたことがなかったのでしょうね。
当麻の右手に殴られてダウンしてしまいました。
結果論ですが、アクセラレータが素手での勝負を避けていたならば、当麻に勝ち目はなかったと思うのですが。

アクセラレータの敗北とともに、実験は中止。
御坂妹達は、急速な成長を止めるための調整を受けるとのことでした。
「大丈夫。また会えます」という御坂10032号の言葉(宣言)が印象的でした。

そう言えば、アクセラレータ編には、ヒロインのインデックスはほとんど出て来ませんでしたね。
何だか御坂美琴がヒロインのようなアクセラレータ編でした。

第15話から新章に突入。
アクセラレータを倒したことで当麻は学園都市にいづらくなり、小萌先生の配慮で当麻はインデックスとともに温泉旅行に出掛けることになりました。
旅行先で一夜明けたところ、どうしたことか、御坂美琴が従兄弟で、インデックスが当麻の母親、御坂妹が旅館の女将、
ステイルが旅館の主人になっていました。
御坂とインデックスだけなら「どっきり」の可能性もあったのですが、さらにテレビをつけるとカエル顔の先生がニュースキャスター、小萌先生がリポーターで、白井黒子がアメリカ大統領になっていて、「どっきり」ではないことが分かります。
明らかに中身と外見が入れ替わっているのですが、自分自身も含めて、自分達はそれに気がついておらず、自分の写真を見ても「違っている」と認識が出来ないようです。
神裂達が現れれて「エンゼルフォール」が起きた影響だとのこと。
クラスメートの土御門が神裂と一緒にいたのに違和感があったのですが、何と土御門もネセサリウスの一員とのことでした。これまでの展開から、魔術師が学園都市の中に居て良いのかと突っ込みたくなりましたが。
「エンゼルフォール」の原因、当麻ではないらしいのですが、当麻の近くにいる人物が首謀者ではないかとのこと。
今後の展開が楽しみです。