とある魔術の禁書目録 第7巻【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
いよいよ第一期のラストに近づいて来ました。
その割りに、インデックスと当麻の出番が少ないのがちょっと気になりました。

まずは、第5巻で当麻に敗れた後のアクセラレータの話。
コンビニで大量のブラックの缶コーヒーを買い込んだアクセラレータ、負けたとは言えレベル5であるのは変わらないのに、コンビニからの帰り道だけでレベルの低い能力者達から何度も襲撃を受けます。反射の能力で何ら苦労せず撃退できてしまうのですが、部屋に帰ったら部屋は荒らされまくっていました。ちょっと哀れな気もします。
コンビニの帰り道で、御坂20001号がアクセラレータを見つけ、結局アクセラレータの部屋に転がり込むことに。御坂とアクセラレータとのやり取りがなかなか面白かったです。
アクセラレータの髪の色について、白髪なのは反射(ベクトル変換)の能力のおかげで紫外線を防ぐ必要がないので色素がないとのこと。ということは、アクセラレータのベクトル変換能力は生まれつきなのでしょうか。
また、御坂のアクセラレーターの分析から、実はアクセラレータは御坂とコミュニケーションを取ろうとしていたのではないかという説も出て来ます。もしかしたら、御坂に、もう実験を終わりにしたいと言わせたがっていたのではないか、とも。なるほどそういう見方もあるのかなと思えました。
それがアクセラレータの考え方に変化を与えたのか、暴走寸前の御坂20001号を前に、吉川から御坂を保護するか、天井を捕らえるかという選択を持ちかけられた結果、御坂の保護を選んでいました。
名台詞としては、アクセラレータが天井の行動を「人間は余裕を失う度に行動が単純になって行く」と言ったところですね。
ラストオーダーを処分することで世界を守るという選択肢もあったのですが、アクセラレータは御坂20001号を守ることにし、さらに天井から銃を向けられた時も御坂のプログラム書き換えを止めることはしませんでした。
天井の銃弾はアクセラレータの頭に命中したのですが、どうやらぎりぎりのところで反射の能力がわずかに間に合ったのか、致命傷は免れたようでした。あるいは、ヘブン・キャンセラーと言われる蛙顔の医師の力に依るところが大きいのかも知れませんが、いずれにせよアクセラレータの命は助かったようです。

そして、第8巻につながる風斬氷華編。
ネセサリウスのシェリー=クロムウェルが学園都市に入り込んで来ている一方、当麻のクラスに第3巻で出て来た姫神秋沙が転校生として転入して来ます。さらに、もう一人の転校生の風斬氷華と名乗る女子生徒も登場します。
黄泉川先生が小萌先生に「本当に二人だった?」と問い掛けていたこともあり、どうも風斬氷華には何かありそうですね。
姫神は「自分は影が薄い」と言っていたくらいなので、それほど深くストーリーには関係して来ない気がしています。
シェリーの操るゴーレムエリス、それにカウンターストップこと風斬氷華がどう関係して来るのか、最終第8巻が楽しみです。