預かっていたザリガニが酸欠で昇天

ご近所から預かっていたザリガニが、昇天してしまいました。
いつも息子と仲良くして下さっているご近所さんが、夏休みの間、一ヶ月ほど自宅を留守にするということで、数日前、そのお宅で飼っていたザリガニを水槽ごと預かりました。
既に我が家でも8か月前の幼稚園でのイナゴ取りでもらったザリガニを8か月飼育して1cm弱から7cm近くまで育てており、慢心から、生き物を預かることに関する真摯さが足りていなかったのだと思います。

預かったのは、我が家で沖縄旅行に出掛ける前日で、ご近所さんが長期不在にする前日、今週の月曜日のことでした。
我が家のザリガニの水槽はザリガニの背中がたっぷり隠れるくらいの水位にしていたのですが、預かったザリガニの水槽は体高の半分くらいの水位で飼っていたとのことで、そういう環境に慣れているんだなだと思ってしまいました。

木曜日の深夜に沖縄旅行から帰って来た時、我が家のザリガニはいつも通り土管の中でじっとしていたのですが、預かったザリガニは土管の上に乗っかっていて、両腕を大きく広げていました。
ザリガニが水から出るのは決して珍しいことではなく、土管の上に乗るのが好きなのかなと思っていました。
この時にちゃんと調べていれば、お亡くなりになることはなかったと思います。
実は、この時、水の中の酸素が不足していて、酸欠状態だったらしいのです。

我が家では水を多目にして、週に一回のお水交換で、その際に空気がたっぷり水に混じるようにしていました。
一方、預かったほうは水は少なめで、さらに小石が入っていたことからして、水の量は我が家の4分の1くらいでした。これでは、水の中の総酸素量も我が家と比べれば4分の1ということになります。
他の原因でお亡くなりになった可能性も否定はできませんが、ほぼ間違いないと思います。

さらに、木曜日の深夜だけでなく、金曜日の夜に見た時も、土管の上に乗っていました。
この時に、ちょっといたずらして水の中に落としてやったのですが、我が家のザリガニと比べて、何かをされた直後の動きが、明らかに緩慢でした。
今思えば、弱っていたのでしょうけど、預かった時も割とゆったりとした動きをしていた気がして、それほど気に留めませんでした。
この時に気づいて、水の入れ替えをしていれば、助かったのではないかと悔やんでいます。

そして、今日、土曜日のお昼前には、水の中で横向きになって、まったく動かなくなっていました。

家内からご近所さんのケータイにメールでお詫びをした上で、お墓は我が家に作りました。
救えたはずなのにと思うと、後悔し切れないです。