書斎のデスクトップPCのパーツを多数交換

この1ヶ月近く、書斎の自作パソコンの不調に伴うパーツ交換でバタバタしていたのですが、ようやく落ち着きましたので備忘録代わりに記事にしておきます。

まず、始めに出たのは、マザーボードGIGABYTE GA-F2A85XM-D3Hのシャーシファン制御の不調でした。
マザーボードの温度に連動した回転数になる設定を使っていたのですが、夏場になっても回転しないのでおかしいなと感じてはいたのですが、CPUファンと電源ファンは生きているので大丈夫だろうと思っていたのが良くなかったです。
他にも原因はあったのだろうと思いますが、結果的には、CPU AMD A10-6700Tがお亡くなりになってしまいました。
CPUの故障はめったに起こらないと思っていたのですが、まさか自分の身に起こるとは想定外でした。
そして、それに気がつくのが一番最後になりました。

また、シャーシファンの不調も影響していたのかも知れませんが、マザーボードの調子が悪く、上手く起動しないことがよく起こるようになりました。
再起動を掛けると、BIOS画面に行く前に、全体的に青い画面で上部にGIGABYTEとだけ表示された画面が表示されて再起動の繰り返し、主電源を落としてから電源を入れ直すと復活することがある、という症状がしばしば見られました。

9月に入ってから、上記の起動不可の症状の頻度が高くなって来てイライラさせられることも多く、ASRock製の別のマザーボードを購入しました。
運悪く、マザーボード入れ替えの時にCPUがお亡くなりになっていたようなのですが、そのことにはなかなか思い至りませんでした。
ASRock FM2A68M-HD+をAmazonで購入して組み替えたら、電源ボタンを押してもまったく起動しませんでした。
CPUが駄目になっているとは思えず、Amazonにマザーボード初期不良を理由に交換してもらったのですが、結果的にはマザーボードは壊れていなかったらしく、申し訳ないことをしました。
交換品として届いたASRock FM2A68M-HD+でもやはり起動せず、何故か「CPUは故障していないはず」という思い込みで、他のパーツの故障を疑いました。

マザーボードはASUSTeK A68HM-Eを、電源は玄人志向 ACアダプタ 電源 120W KRPW-AC120WをAmazonで追加購入して組み替えたのですが、やはり上手く起動してくれません。
ヤフオク!で中古のA8-6500を調達して試したところ、ようやく起動してくれて、やっとCPUの故障だと特定することが出来ました。
ただ、このA8-6500も、発熱が大きく、CPUファンの音がどうしても気になったので、ConfigurableTDP機能のある新品のA8-7600をAmazonで購入して、今に至っています。

また、ASUSTeK A68HM-Eを買ってから、フロントのUSB3.0用のインタフェースがないことに気が付いて、たまたまビックカメラに在庫のあった玄人志向 USB3.0-PCIE-P2H2を購入して来たのですが、最終的にはASUSTeK A68HM-EではなくASRock FM2A68M-HD+を使うことにしたので、このUSB3.0のPCIのカードも不要になりました。

最後に、シャーシファンなのですが、これまで使っていたS-FLEX 12cm SFF21Dは3pinのものだったのですが、GIGABYTE GA-F2A85XM-D3Hではマザーボード温度連動の回転数制御が出来ていたのですが、ASRock FM2A68M-HD+では4pin PWM制御のファンでないと回転数制御が出来ないらしく、急遽、近くのPC DEPOTに行ってScythe 隼120 PWM1300rpmを購入して来ました。

という経緯で、あとケースとメモリがあったらもう一式パソコンを組めるくらいのパーツを購入して、ようやく元のパソコンが動くようになりました。

現在のハードウェア構成は以下のようになっています。

APUAMD A8-7600(3.1GHz, L2:1MBx4, L3:なし, TDP:65WのところConfigurableTDPで45W化)
CPUクーラーサントラスト 薙刀+(なぎなたプラス)、ファンを鎌風の風PWM 9cm(2500rpm, 31.07dBA, 55.55CFM)に交換、MBのCPU Fan Speed Control機能で回転数を制御(500rpm~)
MBASRock FM2A68M-HD+
メモリCRUCIAL DDR3-1866 8GB 2枚(合計16GB)
SSDTranscend SATA 6Gb/s 256GB SSD TS256GSSD370S(Cドライブ)
HDDWESTERN DIGITAL WD20EZRX [2TB SATA600](QUIET DRIVEに収納; Dドライブ)
内蔵光学ドライブパイオニア BD/DVD/CDライター BDR-206JBK ブラック
外付け光学ドライブI-O DATA DVDドライブ USB3.0 EX-DVD04K
サウンドオンボードサウンドを使用
ネットワーク機器オンボードLAN(1Gbps)を使用
ケースSILVERSTONE SST-PS09B
電源サイズ COREPOWER4 プラグイン
ケースファン前Scythe 隼120 PWM1300rpm(12cm, 1300rpm, 73.39CFM, 26.1dBA)を吸気設置、MBのFan Speed Control機能で回転数を制御(500rpm~)

アイドル時の消費電力は48W前後で、以前のA10-6700Tの時よりもけっこう増えてしまっています。
マザーボードも合わせて変えたので、一概にCPU変更のせいとは言えないのですが。
今回、色々と苦労したので、今後も自作派を続けるかどうかは悩ましいところです。

■2017/10/24 追記
GIGABYTEのマザーボードとCPU A10-6700Tをジャンク品としてオークションに出品して落札していただいたのですが、落札者の方から「動作している」との連絡を受けました。
不安定なBIOSだったらしいとのことで、デュアルBIOSのサブBIOSを使って復旧させることが出来たとのことでした。
具体的な方法としては、電源が切れている状態からケーススイッチを電源が点くまで押し続け、電源がついたら5秒後に離す、するとマザーの電源が強制停止される、と。
ここで、また電源ボタンを押して電源オンをするとBIOSリカバリー画面になるそうです。
そのままリカバリーを進めて、初期化された後に安定したBIOSバージョンに書き換えるとよいとのことでした。
マニュアルにも記述のない手順だそうで、メモリとの相性の良いバージョンを探すと安定して使えるようになるそうです。
私のところでは、BIOSのバージョンアップはしばらく行なっていなかったのですが、そう言えば、少し前にメモリの1枚が認識されなくなってダミーリプレイスで認識されるようになったことがありました。そういう面では、メモリとの相性があったのかも知れません。
が、少なくとも、A10-6700TはASRockマザーボードと組み合わせても電源が立ち上がらなかったです。結局のところは原因不明なのですが、GIGABYTEのマザーボードでのBIOS復旧を試していたら、上記のパーツ交換はしなくて済んだ可能性があるのが残念です。