3年半前に、ビックカメラでエアコンを購入(設置費込み)して、今は大学生の息子の部屋と、家内のピアノ部屋、隣り合わせの2部屋にエアコン2台の交換工事をしてもらいました。
その後、冷房、暖房とも基本的な機能は特に問題なく動作していたのですが、息子の部屋のエアコンだけ、冷房・除湿の時に、エアコンの風の吹き出し口から室内に水が飛び出して来る(以下、水飛び)ことが時々あるのが気になってはいました。
取付をした2022年は息子は高校1年生でその年はあまり気にしておらず、翌2023年度に息子は高校2年生でこの年も修理業者を呼ぼうという話にはならず、翌2024年度は息子は高校3年生で大学受験最優先でエアコン修理の日程調整をすることにさえ頭を使いたくない状況で、大学生になった今年ようやく「そろそろ修理業者に見てもらおうか」となった次第です。
エアコンの修理なのですが、普通は購入時に長期保証等を契約して購入店に修理を依頼するのでしょうけど、我が家は昔からTEPCOの住設・家電修理サービスに入っていることもあって、この修理サービスの対象となる電化製品には特に長期保証を付けないでいました。
そのため、今回購入したエアコンにも購入時に長期保証サービスは付けていなかったのですが、これがちょっと仇になりました。
TEPCOの住設・家電修理サービスの保証の対象はあくまでエアコンの本体、すなわち室内機と室外機です。
水飛びの原因はエアコンの室内機本体にあるのだろうと信じていたのですが、今日エアコンメーカーのサービス担当者に来てもらって外装部分を外して見てもらったところ、エアコン本体には何の問題もなく、施工不良が原因とのことでした。
隠ぺい配管の壁の穴が大きいものが2つあって、それがエアコンの内部に壁内からの温かい空気を供給する入口になっていて、実際に外装部分が外された状態で冷房運転をしていると隠ぺい配管の壁の穴から温風が指に当たるのが感じられました。
このような空気が常時エアコン内に供給されていたら、なかなか湿度は下がりません。
冷房・除湿時に空気から取り込まれた水滴の一部はドレインを通して屋外に排出されているのですが、それに匹敵するくらい隠ぺい配管の穴から水分を含む温かい空気が供給されて、一部は室内に水飛びで水滴として放出されてそれが乾燥して空気中に戻って湿度を上げることになるからです。
長年の「エアコンで冷房・除湿が動いていて、一部はドレイン経由で水が室外に排出されているのに、どうして部屋の湿度が下がらないのだろう?」という疑問がやっと解消した瞬間でした。
また、サービス担当者からは冷房・暖房能力を左右するフロンガスを循環させるパイプの一部には断熱材が不十分にしか巻かれていないことも指摘されました。
それ以外にも、エアコンの左側のバックプレートのネジの一つが壁にまったく刺さっておらず真下を向いた形で露出していて、大地震が来たら室内機の落下の可能性がありそうなひどい施工不良も指摘されました。
と、サービス担当者から色々と指摘されて、「じゃあ、修理をお願いしますね」という気分でいたら、「私はエアコンのメーカーの技術者なので、エアコン自体の問題には無償で対応しますが、エアコンの施工不良は直すことは出来ません。また、エアコン自体の問題がないことが確認されたので、本日の出張費用はお客様の負担になります」とのこと。
実際にはこのように冷たく言われたわけではないのですが、要約すると、こうなります。
もしも、エアコン購入時にビックカメラで長期保証を付けていて、ビックカメラ経由でエアコンの修理依頼を出していたら、今日来ていただいたサービス担当者の方は「施工不良なので、施工業者に対応させて下さい」とビックカメラに伝えることになったと思うが、今回はTEPCO経由なので販売元にとやかく言うことは出来ずエアコン本体のことにしか対応できない、とのこと。
これが、上のほうに書いたちょっとした仇、となります。
とは言え、販売店であるビックカメラにどのように伝えたらよいか、文章での説明に、外装が外された状態でスマホのカメラで収めておく構図などをアドバイスしていただき、これを持って販売店に相談して下さいという温かい言葉をいただいて、帰って行かれました。
この後、ビックカメラとの話があるのですが、長くなるので明日、別記事で投稿します。
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