ガンダムSEED DESTINY Phase-36 アスラン脱走【感想】

SEED DESTINY第36話についての感想です。
前回のガンダムSEED DESTINY Phase-35 混沌の先に【感想】に引き続いて、アニメ誌はほとんど読んでいないので、あくまで放映を見ての感想です。

アスラン脱走の協力者は、ルナマリアではなく、メイリンでしたか。
前回の予告編で、服を脱いだのが一瞬ルナマリアに見えていたのと、これまでルナマリアがアスランの苦悩を傍から見ているシーンが何度もあったので、ミネルバクルーの中でアスランを助けるならルナマリアだろうと思い込んでいたので、そう見えてしまったのでしょうね。
今回の行動で、メイリンの好感度がちょっと上がりました。

ミーアも、ミーアなりに悩んではいるようです。
自分は本当はラクスではないんだけど、今のラクスとしての生活は、もはや捨て難い。
それを、「ラクスがいい。役割だっていいじゃない。ちゃんと、ちゃんとやれば。そうやって生きたっていいじゃない。」と肯定しているんですね。
確かに、そういう生き方もあると思います。
「何故、それがいけないか」と言われると、自分自身、ちゃんと答えるのは難しいです。
と言うか、それに対する答えが、SEED DESTINYの中でどのように示されるのか、非常に興味深いです。

さて、デュランダルの考え方が、少しずつ彼の発言から分かって来ました。
誰もが幸せに生きられる世界、それは、戦争のない世界かも知れません。
でも、それは、産まれた時、あるいは産まれる前から(遺伝子的に)役割が決められている世界なんでしょうね。

それが、ガンダムSEED DESTINY Phase-29 FATESで議長が語った世界なのでしょう。

つまり、ログスを倒すと言うのは名目で、本当にやりたいのは議長自身による独裁体制に移行し、見かけには皆が幸福に見えて、厳しく統制された世界を造り上げたいのだと思います。
そして、すべてのことを、幸福か不幸か、そのどちらかに分類しようとしています。

アスランも、ようやくその真意に気が付いたのでしょう。
それにしても、何故、議長に対して「オーブにいた本物のラクスを暗殺しようとしたのは何故ですか? それが、アークエンジェルがザフト側につかない理由なんですよ」と、ミーアとシンの前でデュランダルにぶつけなかったのでしょうか?
そのあたり、今作では、アスランの噛み付き方が弱いなと思います。

腑に落ちないのは、アスランとキラとカガリとミーアの密会の写真がデュランダルの手に渡っているなら、ラクス暗殺未遂の件も、タリア経由で議長に上がっているはずでは? ということです。
もしかして、暗殺未遂の件は、ルナマリアが報告せずにいたのでしょうか...
デュランダルの傍にいるラクスが偽者であることがどういった形で暴露されるか、それが、今後のストーリーに大きく左右する気がします。

さて、次回は、アスランのグフ vs シンのデスティニー and レイのレジェンドの戦いがあるようです。
機体の能力からすると、アスランに勝ち目はまったくないですよね。
でも、アスランは何とかアークエンジェルに合流するはずでしょうし、何とか逃げ延びるのでしょう。
種割れしたアスランが見られるのでしょうか...
それはそうと、メイリンもアークエンジェル入り?