BLOOD+ Episode-28 限りあるもの【感想】

BLOOD+ 第28話を見ての感想です。(よろしかったら、前回のBLOOD+ Episode-27 パリ・ジュテーム【感想】もご覧いただけると幸いです。)
ここのところ、カイの存在感が少しずつ大きくなって来ていますね。
BLOOD+は小夜が翼手との戦いを通して成長していく物語だとばかり思っていたのですが、実は普通の人間であるカイの成長を描いた物語という見方も出来そうです。

小夜の中では「ディーヴァも翼手も倒さなければならない相手」という認識が回を追う毎に強くなって来ています。
反面、前回のイレーヌとの接触によって、カイの中では「翼手がみんな悪いものばかりというわけではない。翼手のすべてを倒せば良いというものではない。」という認識が生まれて来ました。
もちろん、実の弟のリクが小夜のシュバリエ、すなわち翼手になったということも、理由になっていると思います。
それが、小夜に対する「ハジやリクも倒すのか」という問い掛けに表われ、それについて小夜は明確に答えることが出来ませんでした。
カイの認識は今後も変わることがないと思いますが、小夜の考え方が変わって行くのかどうか、興味深いところです。

今回は、ついに、岡村と謝花が小夜たちと再会しました。
この二人が素直に日本に帰るとは思えないのですが、これから小夜たちと行動を共にするのか、あるいは別行動をしながら物語に絡んで来るのか、ちょっと予想がつかないですね。

イレーヌの症状は思ったより進行しているようです。
この展開だと、とりあえず小夜の血を分け与えることになるのだと思いますが、果たしてそれで助かるのかどうか。
助かったとしても、小夜の中の「シフは翼手であり、倒すべき相手」という認識がどのように変わるのか...
こちらも、なかなか展開が予想できないです。

そして、今回一番気になったのは、ハジがリクに言った、「小夜のそばにずっといてあげられるのはリクだけだ」という趣旨の発言です。
もしかして、ハジは不死というわけではないのでしょうか?
あるいは、ハジがディーヴァの側に付く?(流石に、これはないでしょうけど...)
次回、ハジがジュリアに対して何か言うようなのですが、その内容が気になるところです。