トム・クルーズ法による超音波機販売規制

asahi.com:「トム・クルーズ法」が米加州下院通過 超音波機販売規制 - 国際という記事が出ていました。
俳優の名前が付く法案というのも珍しいですね。
しかも、普通は法案の提唱者の名前が付くものを、今回は規制されるべき人物の名前が付くという点で稀なケースかも知れません。

 胎児の成長を調べる超音波(エコー)検査機器を医療関係者以外に販売することを禁じる法案が米カリフォルニア州議会下院を通過した。米俳優トム・クルーズさんが妊娠した婚約者のため、自宅用に購入したことを問題視した医学界などが後押しした法案で、「トム・クルーズ法」と呼ばれて話題となっている。

 クルーズさんは婚約者の妊娠が明らかになった昨秋、胎児をモニターするため機器を購入したことを、米テレビのインタビューで明らかにした。「小さな赤ちゃんが見えた」とも述べ、自ら操作していることも示唆。婚約者は4月18日、女児を出産した。

 これに対し、医学界は「検査機は医療器具であって、金持ちのおもちゃではない」などと批判。ニューヨーク・タイムズ紙は、長時間おなかに超音波を当てるなど使い方が不適切な場合、「胎児の神経が損傷を受ける可能性がある」との研究報告がある、と伝えた。

うちも、家内がおめでたなので、胎児の今の様子を見たいという気持ちは分からないでもないですが、胎児への影響があると言われると、やはり専門家に任せようと思いますね。

トム・クルーズは、うつ病患者を冒涜する発言をするなど、医療の世界に対して独り善がりな言動をするのが目立っているので、最近は、個人的にはあまり好きではなくなってしまいました。
このように世間から嫌われてしまうと、彼はハリソン・フォードのような名俳優にはなれないでしょうね。